自動車保険!ホントのところ

第6回 クルマってどこまで値引きできるの?

2010.01.12 TUE

自動車保険!ホントのところ

クルマの値段が一番安くなる時期っていつ?



高い買い物の代表格で、ローンも長く続くクルマ。

当然、安く抑えられるに越したことはないですよね。とはいっても、専門知識もないからどんなクルマが安くなるのか、買いどきはいつなのか、全然分かりません。そもそもクルマの値引きって、うまくやるにはどうしたらいいの?

「値引きのポイントはディーラーとの交渉です。ディーラーとしっかり話をしつつ、交渉すれば値引きしてくれることもあるので、まずは声をかけてみましょう」

と教えてくれたのは、『月刊自家用車』副編集長の清水謙一さん。ちなみに、ディーラーとは新車や中古車を小売りする販売店のこと。では、安く買える時期ってあったりしますか?

「年度末、つまり3月が1年で一番の買いどきです。新車でも中古車でも、3月末には1年間の決算があるので、最後に一気に売り上げを立てようとディーラーも頑張る月なんです。3月中にクルマを登録すれば年度内の売り上げとして計上できるので、売るために値引きの幅も大きくなります。ディーラーによっては“今なら値引きしますよ”って向こうから言ってくれることもありますよ」

年度末が狙い目ということは、そろそろですね。ということは、もう準備を始めなければいけないってことですか?

「そうですね。3月に購入する予定なら、1月末からディーラーに通い、交渉を始めて、3月頭くらいに決めるのが理想です。4月にまたいでしまうと決算に間に合わないので、値引き幅も少なくなってしまいます」

なるほど。ある程度、先を見越して交渉する計画を立てることが大事なんですね。では、年度末以外にも安くなるタイミングってありますか?

「モデルチェンジやマイナーチェンジのタイミングは、年度末に次ぐ大幅値引きのチャンスです。最新モデルにこだわっているのでなければ、“1つ前のモデルでいいから、安くなりませんか?”って交渉するのもあり。車種によっては、1カ月前にはモデルチェンジの情報を解禁するものもあるので、ホームページや雑誌などで情報を得てから行くのがベストですね」

それなら急いで決めなくてもいいから、クルマ購入の初心者でも大丈夫そうですね。
イラスト/コットンズ 年度末に向けて交渉しだすと、途中でディーラーに急かされることも。でも、3月頭まではクルマの登録にも余裕があるため、焦らずに交渉すれば大丈夫!
「もっと簡単に費用を抑える方法もありますよ。時期に関係なく、ディーラーでの展示車なら安く買えたりします。展示車を売ってくれるか聞いてみると、“これなら安くできますよ”と提案してくれる場合も少なくありません。また、あらかじめディーラーが注文して置いてある在庫車も、安くなることがあります」

時期や選び方によっては、クルマ本体の価格も安くできるものなんですね。早速、年度末を狙って、クルマ購入の予定を立て始めようと思います!

専門家が伝授! クルマ購入の値引きテクニック



クルマを買うなら、年度末やモデルチェンジの時期、値引き幅が大きくておトクとか。

しかし、欲をいえばもっと安くしたい、というのが本音ですよね。そこで、クルマを値切るテクニックを『月刊自家用車』副編集長・清水謙一さんに聞いてみました!

「ディーラーとの駆け引きが大事ですね。まずは、ほしいクルマと、それと同じタイプの他社のクルマを比べてみましょう。例えば、ほしいクルマがミニバンの場合、別のメーカーのミニバンと比べて、“どっちにしようか迷っている”とディーラーに投げかけてみます。ディーラーは、別のメーカーのミニバンよりもお得感が出るように、値引きしてくれることがあるんです」

ライバル車といえるクルマと比較することが、交渉の基本ってことですね。これで憧れの人気車も安く手に入りますね!

「人気車を買いたい場合は、少し難しいです。人気車は十分売れているため、人気車より売れていないクルマと比べたところで、ディーラーは値引きしてまで売ろうとはしません。そこで有効なのが、同じメーカーのディーラー同士を競わせること。人気車を販売しているディーラーを数軒回り、“あっちの店で交渉したけど、納得できなくてこっちに来た”と伝えると、他店より売り上げを立てたいディーラーは、他のディーラーよりも値引きしてくれることがあります。ただ、同じメーカーで系列も同じディーラーだと、交渉しても同じ結果にしかならないことがあるので、ホームページなどで調べて、系列の違うディーラーを競わせるようにしましょう。例えば、県が違えば系列も違うのが一般的なので、隣県まで足をのばすのも一つの手です」

人気車がほしい場合は、ディーラーの“同士討ち”が有効なのですね。では、実際ディーラーとの交渉で気をつけるべき点は?

「あまり買う気を見せすぎてもいけません。こちらが“買いたい!”と積極的すぎると、ディーラーも“絶対買うだろうから値引きしない”となってしまいかねません。買う側の姿勢としては、買いたいけどちょっと迷っている、くらいがいいと思います。しかし、決算期を狙う場合は、3月までと時間も限られているので、ある程度買う気を見せないと、先にディーラーがあきらめてしまうこともあります」

う~ん、さじ加減が難しいですね。積極的なのはもちろん、消極的すぎてもダメなのか…。

「交渉は難しく考えずに、ゲーム感覚で楽しむのが一番です(笑)。ちなみに、ディーラー側が消極的なところはダメ。交渉しても“値引きできません”と言われてしまっては、どうしようもないですよね」

ディーラーの担当者は売る気満々の人の方が、値引きしてくれる可能性が高いんですね。他にも値引きテクはありますか?

「クルマを買うとなると、クルマ本体の費用だけでなく、諸費用もかかりますよね。値引きではないですが、その諸費用もカットできれば大きいと思います。例えば、車庫証明の取得を自分で行えば、ディーラーの代行費が削れます。納車費用も交渉次第でカットできる部分です。あとは、やはり任意保険ですね。任意保険は自分で選ぶことができるので、ディーラーが用意した保険にそのまま入るよりも、必要な補償だけを選んで自分で加入する方が、保険料も安く抑えられます。ほしいクルマがいくつかに絞られたタイミングで、事前にネットである程度の予算感を確認したうえで、ディーラーと交渉するといいのではないでしょうか」
モデルチェンジの時期や、ライバル車となりそうなクルマの情報など、事前のリサーチも大切なポイント。集めた情報の使い方次第で、クルマの値引き幅も大きく変わってくるんです
クルマを安く手に入れる方法は意外とたくさんあるんですね。夢のカーライフが近づいてきた気がします! ゲームを楽しむように交渉を楽しみながら、クルマを安くゲットできれば言うことなしですね。 今回の調査の結果、
“クルマ本体の価格も交渉次第で値引きができる”
ということが分かりました。

ここまで、クルマ購入時の諸費用や
保険料に維持費、そしてクルマ本体の費用まで、
クルマにかかる費用を節約する方法を勉強してきて、
基礎的な部分はだいぶ分かってきました。

次は実際にクルマを購入するだけ!

というわけで、
次回からは、クルマに乗ってから重要になる
自動車保険の内容について調査していきたいと思います!

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