給料からは天引きされてるケド…

健康保険ってなに? 厚生年金と国民年金の違いは?

2008.03.03 MON



イラスト:高広夏子
給料日に手渡されるもの…それが給与明細。そこには給料が明記され、その隣にはムム?  “天引き” される金額がずらりと並ぶ。所得税のほか、やたらと目立つのが健康保険料と厚生年金。よく耳にはするけれど、実際どういうもの? ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんに解説してもらった。

「新入社員は、入社すると自動的に健康保険と厚生年金に加入します。1つだけというのはだめで、両方とも入る義務があります」

どうやら、自分の好みで選べるものではないようだ。

「保険については、会社員は会社の加入する健康保険組合を通して、健康保険に加入します。入っていれば、病院の治療代や薬代が3割負担で済み、入っていなければ全額自己負担になります」

次に、なにかと話題の年金について聞く。

「ひとことでいえば、65歳以降の老後のための資金準備です。みなさんも20歳から国民年金を納めていたと思いますが、新入社員は厚生年金へ移行するわけですね。公務員なら共済年金へ移行し、自営業の人はそのまま国民年金を継続するんです」

昨年から、大問題になっている『消えた年金』は、なぜおこったのだろうか。

「厚生年金から国民年金への移行をすぐにしなかったことが原因の場合が多いですね。退社の際は、自分で移行手続きをしなければいけないので要注意。あと覚えておいてほしいのが、年金には遺族年金や障害年金という特典があること。現役時代の保障にもなります」

最後に、気になる厚生年金と健康保険料はどのように決まるのか?

「健康保険も厚生年金も、所得に比例して上がります。ただ会社員の場合、どちらも自分と会社が半分ずつ分担。給与から天引きされているのは自分の負担分で、実際はその倍額が国へ支払われているわけです」

保険料納付は社会人の義務。どうせ天引きだからと放っておかず、支払額を給与明細で確認しておこう。
(佐藤恵菜)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト