残業・家族・役付・通勤…

実は給料の約2割を占める “手当”ってなに?

2007.04.01 SUN



写真提供/Koichi Kamoshida/Getty Images/AFLO
やっぱり気になる初任給の額面。いざ待望の給与明細を見てみると、基本給のほかにも家族手当とか、住宅手当とか、様々な「○○手当」が加えられていることがある。なんだか細々としていてややこしい…。はて、この「手当」って、なんですか?

「日本企業の多くは昔から通例として社員の技能や経験、年齢、学歴など、様々な要素を考慮して基本給を決定していました。さらに必要に応じて、基本給では反映できない要素を補完する “手当” のシステムが生まれた。年俸を12分割して月給を決める欧米にはほとんどない、日本特有の賃金制度です」(社会保険労務士の沼田和也さん)

たしかに、住宅手当とか家族手当など、社員の生活まで考慮してくれるのは旧来の日本型雇用システムならではの考え方だ。そこで、ちょっと調べてみると、日本にはなにやら不思議な手当が盛りだくさん。身近なところでは、営業社員が第一印象を良くするための “身だしなみ手当” とか、タバコを吸わない社員のための “禁煙手当” など。さらに特殊な例として、自衛隊では南極で業務した場合に支払われる、1日3100円の “南極手当” などが存在する。そうそう、一部の国家公務員には、いまだに “乱闘手当(国会特別手当)” という珍手当が年1回、一律で支給されているとか…。手当、手当、手当…、なんだかややこしい! もっと単純に、基本給を上げてくれればいいのに。

「基本給と諸手当を一緒にしてしまうと、基本給に基づいて計算される残業代が高くなってしまうんですよ。つまり、企業は基本給と諸手当を別枠にすることによって、固定出費である人件費を抑制することができているわけです」(同氏)

実は、平均して給与の2割を占める諸手当。一般的な企業では、ランキングにあるような手当が広く普及している。新入社員の皆さんは、自分の会社にどんな手当があるのか、あらかじめ就業規則をチェックしてみては?
(アサハラヒ/steam)


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