これだけは押さえておこう

名刺交換のマナーについて教えてもらいました!

2006.04.01 SAT



撮影/岡田尚子
取引先に新人と同行する機会の多い、あるメーカーに勤めるベテラン営業マンは言う。

「名刺の文字を自分のほうに向けて渡す失敗はけっこう多いですね。ほかにも、名刺入れに入っていた他人の名刺をうっかり渡してしまったりとか…」

なごやかな会合なら笑い話ですむが、緊迫感あふれる商談の場だったりすると、この失敗が命取りになりかねない。とはいえ、社会人になって最初の名刺交換は緊張必至。先の失敗談も笑えませんよね。

そんなわけで、今回は正しい名刺交換のやり方について知っておきましょう。指南役は、ビジネスマナーの講師として引っぱりだこのウイズリミテッド(www.withltd.com)日本支社代表・西出博子さん。

「両手で持った名刺を相手の名刺より低い位置で渡すのが基本マナー。慣れてくれば、左手に名刺入れを持ちながらスムーズに交換できるようになります」(写真参照)

「相手から名刺をいただくときは『頂戴いたします』の一言を忘れずに。その際、相手の名前の読み方も確認しておきましょう。また、複数が同席する場合は地位が高い順に交換するのが原則。要するに名刺を相手の分身だと思って扱えば、自然とマナー違反は犯さなくなるものです」

ほかにも、もらった名刺は名刺入れにすぐしまわないで、席順通りにテーブルの上に並べておけば、相手の名前がわからなくなったときにすぐ確認できるというテクニックも。これらのマナーさえマスターすれば、新社会人としてロケットスタートが切れるわけか?

「でも、いちばん大事なのは相手への心づかいなんですよ。名刺交換の作法ばかりに気を取られて、肝心の挨拶を忘れたりしては本末転倒。一方で、ビジネスという土俵の上ではどちらも対等です。変に萎縮せず、自分を上手に表現してください」

なるほど。たかが名刺交換、されど名刺交換。交換するのは名刺ではなく、心づかいや人間性だったんですね。
(中山記男)


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