サラリーマン税金探偵団

第9回 利子が非課税になるザイケイってナニ?

2010.02.08 MON

サラリーマン税金探偵団


上図からもわかるように、同じ条件で積み立てても、利子が非課税になる分、財形貯蓄(住宅財形と年金財形)のほうがグンとおトク。会社に制度があるなら、利用しない手はない!

コツコツ&着実がお金持ちへの一歩!?



「ザイケイって、ニッケイ(日経)のライバル紙?」。そんなオトボケな疑問を抱いた読者(そんなヒト、いない??)向けに、まず説明しておこう。ザイケイ、つまり財形(貯蓄)とは、勤め先を通じて、給料やボーナスから天引きして積み立てる貯蓄のこと。サラリーマンの財産形成や持ち家の取得をサポートする目的で始まった制度で、福利厚生の一環として多くの企業で採用されている。

自分で金融機関と取引するのと比べて何がメリットなの? というと、ひとつは手間ひまいらずで少額から積立預金ができること。社員は会社が契約している金融機関の商品ラインナップの中から目的に合った商品を選べばOK。意志が弱い人でも、いったん契約してしまえば、“チリも積もれば山となる”。銀行にわざわざ行ったり、申込用紙を送ったりするハードルがないのも、面倒がない。

もうひとつは、利子非課税のメリットが受けられること。財形貯蓄には、貯めたお金を何に使ってもいい「財形一般貯蓄」、用途が住宅購入に限られる「財形住宅貯蓄」(住宅財形)、退職後の年金受給を目的とする「財形年金貯蓄」(年金財形)の3種類がある。「利子非課税の特典があるのは、住宅財形と年金財形。両方を合計して元本550万円までの利子が非課税扱いになる」と尾久土公憲税理士事務所の尾久土公憲さんは解説する。 「預金の利子なんて、ほんのちょびっとでしょ」と侮るなかれ!「銀行の普通預金の金利は0.1~0.3%程度だが、そこからもしっかり20%の税金(源泉分離課税)が引かれている」と尾久土さん。もし利子が非課税となれば、その分、積み立て額の増加パワーは確実にアップするというわけだ。

財形貯蓄を行っていれば、有利な条件で住宅や教育に関する融資が受けられるのも魅力。ただし、住宅財形と年金財形は、決められた目的以外でお金を引き出すと、利子非課税のメリットはなくなる(課税されるのは引き出しから5年をさかのぼった積立分までで、それ以前の分は税金優遇が受けられる)。

“お金を貯めるのに有効!”というには若干、地味な印象があるけど、長期で考えればこんな“コツコツ&着実な大器晩成型”が意外な力を発揮する! のは、仕事や結婚相手選びの基準なんかにも通じる話、かもね。 あなたが支払っている税金について、知りたいことや疑問に思うことがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿ください。

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