実は意外と余裕アリ、というデータも

新入社員のカイシャ生活は実際どんだけ忙しいの?

2010.03.01 MON



図版製作:藤田としお
春から晴れて社会人! うれしい反面、忙しくなると思うと気が重いのも事実…。でも実は、Yahoo!リサーチの調査によると22~25歳の約42%が1日の実労働時間を7~8時間と回答しているのです。じゃあ、9時出社で昼休みを取っても、午後6時には職場を出られるじゃん! これ、意外と短くない?

「確かに、働いただけ企業の業績が伸びた高度成長期は、今より一般社員全体の平均労働時間は年間400時間ほど長かったんです。しかし、バブル崩壊後からは、年間2000時間くらいで現在までほぼ横ばいですね」(労働政策研究・研修機構の小倉一哉博士)

では、年代別だと? と調べてみると、総務省「労働力調査年報」(2008年)に年代別の平均労働時間が! なんでも、20代後半から平均労働時間はグッと上がり、1日約9時間に。働き盛りの30~40代は約10時間、部下に仕事を任せられる50代以降は約8~9時間、とのこと。30代になったら、終業が午後8時以降もザラなのね。ちなみに海外では、日本ほど年代ごとの労働時間の差はないそう。それに、日本の一般社員の年間労働時間が約2100時間なのに対し、北欧は約1600時間。さらに、バカンスのために休暇を1カ月近く取るとか…。Yahoo!リサーチの調査では、新入社員の有給休暇消化率は1~3割が38%でトップ。他の先進国は、なぜ短い勤務時間で休みもたくさん取れるの!?

「企業の性質が違うからです。北欧や欧米は、従業員が残業をせず有休をすべて消化しても仕事が回るように人員計画を立てて人件費を見込んでいる。日本は、従業員が残業をし、有休をまったく消化しない前提で人件費を見込む傾向にあります」(同)

だから北欧や欧米では残業も少ないし、有休も取れるのか…。小倉博士によれば、日本の一般社員の労働時間は20年近くほぼ変化がないため、今後10年もまず変わらないだろうとのこと。そのころボクらは30代。労働時間が減ってくれることを願い、勤労に励むといたしますか!
(加藤亮/ノオト)


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