白米より玄米、肉よりバター…

ランチの前に知っておきたい「腹もち」がいい食材は何だ?

2010.03.04 THU



撮影/曽木幹太 協力/リストランテ La Saetta (ラ・サエッタ) 問/03-3832-1311
お昼にしっかりごはん食べてるのに、午後、おもいっきりお腹が空くことってありません?

確かに昼に何を食べたかでその後のお腹のもち具合は違ってくる気がするけど、いわゆる“腹もち”って、本当に食べ物によって左右されるのだろうか?

「“腹もち”というのは科学的に定義のある概念ではありません。でも、あえて科学的に考えれば、消化吸収に時間がかかり、吸収されたあとの血糖値の上昇が穏やかな食べ物は満腹感を長持ちさせます」(東京都神経科学総合研究所・川野仁博士)

ではズバリ、腹もちがいい食べ物って?

「ごはんなど、粒で食べられる炭水化物。なかでも玄米が腹もちの良さでは優秀です」

王様は玄米!? 肉や脂っこい食べ物の方がお腹が空きにくい気がするけど…。

「確かにたんぱく質や脂質は消化吸収にかかる時間が長く、体内の滞留時間も1~4時間に及びます。しかし、こうした物理的な満腹感は瞬間的に脳へ伝わる神経性の情報のため、実際には食べ物が体内に滞留していても満腹感はそれほど長く持続しません」

たんぱく質や脂質がもたらす満腹感が“物理的”だとすれば、炭水化物の満腹感は“化学的”といえるのだという。
「食べ物によって消化吸収のメカニズムは異なります。炭水化物の場合、食べ物に含まれる糖類が消化管で分解され、ブドウ糖となって血液内に移行すると血糖値が上がる。血糖値が上がると脳の満腹中枢が刺激され人は満腹感を得ます。なかでも玄米は、ゆるやかに血糖値を上昇させ、長時間、やや高値を維持して満腹中枢を刺激し続けるので、腹もちがいいのです」
同じ炭水化物でも、パンやベーグル、うどんなどの粉食は、ごはんなどの粒食に比べると、消化吸収が早い分、血糖値も早く上昇して早く下がってしまうのだという。結局、お昼に食べて長くお腹をもたせるには、ご飯を中心にたんぱく質のおかずもついてる定食でバランスのいい食事をするのが一番ってことですね。
(駒形四郎)


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