高血圧や心筋梗塞の原因にもなるらしい

最近太った人は要注意 危険な「いびき」の見分け方

2010.03.04 THU



イラスト:かわしまあきこ
深夜、轟音が響き渡る。その正体は彼女のいびきだ。我慢を重ねてきたが、もうまかりならん!意を決して苦情を申し立てると、「あなたのいびきも相当うるさい。しかも、たまに息をしてない時があるよ」と思わぬ反撃を受けた。それは失礼いたしました…なのだが、息をしてないってのはマズイだろう。それとも、程度の問題なのだろうか。『いびき 睡眠時無呼吸症を治す』の著書もある、きおいクリニックの來生哲院長に話を聞いた。

「軽度のいびきは、単純性いびき症と呼ばれ、それほど危険性はありません。よくいわれることですが、問題は睡眠時無呼吸症候群です。急にいびきが止まって、またいびきをかいたりする場合、そのあいだ呼吸が止まっているか、非常に浅い低呼吸をしている可能性がある。10秒以上の無呼吸あるいは低呼吸が一時間に5回以上あると、病的だと考えられます」

無呼吸や低呼吸が頻繁に起こると睡眠が阻害され、起きてもダルさが抜けないという。さらに重度になれば、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などにかかりやすくなるのだとか。そもそも、どうしていびきや無呼吸が起こるのだろうか。また、その対処法は?

「いびきは、気道が狭くなっているために起こります。これがひどくなると無呼吸や低呼吸になる。最大の原因は、肥満によるのどの圧迫ですね。それに、あごが小さい人は、舌の奥でのどをふさぎやすく、いびきや無呼吸が生じがちです。いびきを止めたいなら、歯科医が作ってくれるマウスピースが有効ですね。枕の高さを調整したり、横向きに寝てみるのも、手軽な方法としてはオススメです。肥満も改善できればベスト。ただ、無呼吸を疑うなら、一度専門医に診てもらった方がいいと思います」

たかがいびき、されどいびき。単純性いびき症も、かなりの騒音であれば彼女にドン引きされたり、無呼吸や低呼吸に発展する恐れもある。いびきは熟睡している証拠ではなく、むしろ逆で、危険を知らせるブザーだったりするのでご注意を。
(新型 光)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト