自動車保険!ホントのところ

第12回 クルマに安く乗る方法はあるの?

2010.03.15 MON

自動車保険!ホントのところ

話題のカーシェアリングってどんなサービスなの?



友だちとの旅行や彼女とのデート。クルマがあると移動が楽だし、より楽しくなりますよね! レンタカーを借りたり、友だちに乗せてもらったりすると、やっぱりクルマが欲しくなるもの。でも、借りるにしたってけっこうお金がかかるし…。

「レンタカーの相場はだいたい24時間で1万~1.5万円くらいでしょうか。加えて、返却時にはガソリン満タンで返さなければいけないので、プラス5000~7000円。1泊の旅行だとおよそ2万円かかるという計算になりますね」

と答えてくれたのは『月刊自家用車』副編集長の清水謙一さん。旅行の場合、食事や宿、遊びにお金を使いたいもの。となると1泊で2万円は痛い出費です。それに旅行以外でも、普段の買い物や週末のレジャー、ゴルフなどのアクティビティと、クルマを使いたいシーンはけっこうありますよね。いちいちレンタカーというのも…。

「そこでいま注目されているのがカーシェアリングというサービスです。業者に登録した会員同士でクルマを共有することで、クルマの取得費・維持費などがかからず、時間貸しでクルマを利用することができます。レンタカーとの違いは短時間で割安にクルマを使用できること。15分単位で貸し出している業者もあります。そうした手軽さから、ちょっとした買い物など普段使いにも利用されているようです。月額3000円程度の基本料金に加え、時間・距離によって使用料金がかかるという料金システムになっています」(清水さん)
イラスト/コットンズ 大きな買い物をするときや、ちょっとした遠出にはぴったりといえるカーシェアリング。でも乗りたいときに気軽に乗りたい人は購入してしまった方が楽かも
最近ではコンビニエンスストアが新サービスとして始めたり、マンション入居者へのサービスとしてデベロッパーが導入するなど、カーシェアリングが普及しはじめているんだとか。

「確かに手軽ですが、乗りたいときに乗れない可能性がある。それにステーションまで時間通りに返却しなければいけないといったデメリットもあります。頻繁に乗るのであればそれなりの料金にもなりますし、特にクルマの使用頻度が高くなりそうな人は購入した方が楽でしょうね」(同)

なるほど、いろいろとメリットはありますけど、デメリットもあるということ。クルマを購入するか、購入せずカーシェアリングやレンタカーを利用するか、どちらがいいかは自分のライフスタイルによりけり、ということなのでしょう。

クルマがなくても保険は必要?ドライバー保険ってなに?



もしも借りたクルマで事故を起こしてしまったら…。考えたくもありませんが、起きてもおかしくありませんよね。例えばレンタカーで事故を起こしてしまった場合には、その補償額などはどうなるんでしょうか? ファイナンシャルプランナーの清水香さんに聞いてみました。

「レンタカーの料金には保険料が含まれています。借りる際にその保険の内容の確認があるはずです。また料金をプラスすることで補償内容を手厚くできる業者もありますね。もし事故を起こしてしまった場合は、事故内容にもよりますが、5万~10万円の免責金額と補償内容の上限を超えた分をレンタカー利用者が支払うという形になります。免責金額とは事故を起こした際に契約者が自己負担する金額のことをいいます。また、保険で補償できる金額には上限がある場合もあり、その上限を超えてしまった金額については契約者が負担することになります。レンタカーを借りるときには補償内容にも目を向けておきましょう」

では、友だちのクルマを借りた場合はどうなるんでしょうか?

「もし友だちのクルマに運転者を制限する条件がついていなければ、友だちから借りたクルマでも保険が適用されます。しかし、注意しなければならないのは、友だちのクルマで事故を起こしたときにその友だちの保険を使うと、その保険の等級が下がってしまうということです。つまり友だちの翌年以降の保険料が上がってしまうことになるわけです」(清水さん)

え、それは迷惑なことこの上ない! 事故を起こして保険を適用すると、次の更新時に等級が3つ下がってしまうそう。すると保険料は20~30%も違ってくるんだとか。これは友だちとの関係にも響いてきそう…。
こちらは三井ダイレクト損保のドライバー保険についてのWebサイト。もしものときを考えれば入っておいてもいいかも
「そうならないためにドライバー保険というものがあるんです。これは免許を持っているけどクルマを持っていない人向けの保険で、通常の自動車保険がクルマごとの契約になるのに対して、これはドライバー自身の契約になります。借りたクルマでもドライバー自身が契約した保険が適用されるので、貸し主に迷惑をかけませんし、借りたクルマの自動車保険に運転者を制限する条件がついていて、自分が補償の対象外だった場合でも安心です」(同)

また同乗者についても補償されるので、借りたクルマで事故を起こしてしまったとき、隣に乗っている彼女も安心というわけ。また、最近では自転車事故が増えていて、社会問題にもなっているようですが、取材協力先の三井ダイレクト損保のドライバー保険は自転車運転中の事故で相手にケガをさせてしまったときの補償もカバーしています。

たとえクルマを持っていなくても、自分が事故の当事者になってしまう可能性はゼロではありません。友だち関係や、隣に乗っている彼女のためにも、ドライバー保険を考えてみてはいかがでしょう? 今回はクルマを持たないという選択肢も
検討してみましたが、皆さんいかがでした?

友だちからクルマを借りるとき、
「自分に保険が適用されるかどうか」
くらいしか考えませんよね…。

友だちの等級が下がってしまったり、
事故の後のことは想像できていませんでした。
クルマを持ってなくても保険は必要だったんですね。

さて、これまでクルマと保険について調査してきたわけですが、
いろいろと知識もついてきたので、
ようやくボクもクルマ購入に踏み出せそうです!

クルマがあると旅行もデートも楽しくなりますが、
事故のリスクが増えることも確か。

保険と上手に付き合うことも、
充実したカーライフの大事なポイントなのかもしれません。

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