眠れる夜を確保する12の方法

第6回 正しい枕の選び方って?

2010.04.12 MON

眠れる夜を確保する12の方法


サイズも形状も素材も、多彩に取りそろえたロフテー工房。現在の寝心地に満足できない人にも、きっと最適な形があるはず。工房ではピローフィッターと呼ばれるプロが、適切な枕選びをサポートしてくれる

理想の枕は「高さ・構造・素材」で選べ!



枕が変わると眠れない――というほど繊細でもないけれど、今一つフィットしない枕に悩まされている今日このごろ。これまで様々な枕を試してきたが、いまだ決定的なひとつに出会えない。枕は何を基準に選べばいいのだろう?

「ポイントは大まかに、高さ・構造・素材の3つです。まず高さは、仰向けに寝た時に、直立している時と同じ首の角度を保てるもの。人のせき柱はS字カーブを描いていますから、就寝時も頸部を無理なく支える高さを意識しなければなりません。次に構造ですが、これは仰向けでも横向きでも楽な姿勢で眠れる形状がベスト。つまり、寝返りを打って横向きになった時、肩の高さに合わせて両端が中央よりも厚くなっている構造が理想的といえます」

そう解説するのは、寝装グッズメーカー・ロフテーの睡眠改善インストラクター、矢部亜由美さん。人は一晩に平均20~30回の寝返りを打つ。寝返りは血流の片寄りを防ぎ、布団の中の空気や温度をかき混ぜる大切な役割を持っているとか。

「そして素材ですが、枕には硬軟様々な素材が使われています。お客様からよく、『肩凝りしない素材はありますか?』とお問い合わせをいただきますが、体への負担は素材よりも高さや構造によって左右されます。ですから素材については基本的に、自分が気持ちいいと感じるものを選ぶのが一番だと思います」(矢部さん)
矢部さんが世のビジネスマンに「ぜひオススメしたい」と語るのが、昼休みのお昼寝。10分でも15分でも眠っておくと、午後の作業効率が覿面に上がるとか。写真は矢部さんが推奨するオフィスでのお昼寝用枕『デスクピロー』。普段は背もたれに使える
羽根や羽毛、そばがら、ウレタンなど、多彩な素材が使われる枕の中身。好みでチョイスしてOKだが、体質や生活環境から選択肢を絞り込む手もある。

「暑がりの方には、吸湿性がよく独特のひんやり感があるそばがらがおすすめ。ただし、定期的な日光乾燥が必要なので、独り暮らしの多いR25世代の方は、メンテナンスの容易なパイプ、マルコビーンズ(ともにポリエチレン)などを選んでもいいかもしれません」

枕は顔に密着する寝具だけに、なるべく清潔に保っておきたいもの。ポリエチレン製の素材は、ネットに入れて洗濯機で洗えるから、メンテも簡単だ。なお、製品寿命も素材によって差があり、一般的に羽根や羽毛は2~3年、そばがらは2年。このあたりは購入時に店頭で確認しよう。

また、ロフテーでは各人の体型に合わせた枕のセミオーダーにも対応している。試しに筆者の頸椎弧(首筋のカーブ)を測ってもらい、ベストな高さと好みの素材であつらえてもらったら…、これがケタ違いの快適さ! やはり、寝心地は枕によって大きく変わるのだ 眠りにまつわる悩みや疑問がありましたら、右下の投稿ボタンから投稿ください。

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