自分は大丈夫…が落とし穴

被害者の半数は20~30代 「架空請求詐欺」の手口と対策

2010.07.15 THU



写真提供/警察庁
振り込め詐欺と聞くと「オレオレ」に代表される“お年寄りがかかる詐欺”というイメージがある。だが、じつは振り込め詐欺の一種である「架空請求詐欺」に関しては20代30代の被害者の割合が60%でダントツなんだとか。ニュースでもよく取り上げられているのに、なぜR25世代の被害が後を絶たないのか?

「やはり、振り込め詐欺の被害に遭うのは高齢者で、自分が詐欺に引っかかるわけがないという思い込みが若い人にはあるからでしょう。そのせいか 、若い被害者が多い架空請求詐欺はそれほど減っていないんです」(警察庁生活安全企画課・吉玉康弘さん)

なかには1億円以上振り込んだ被害者もいるとか。これは手口も巧妙化しているのか?

「いえ、やつらの手口はワンパターンで、数年前からあまり変わっていません。不特定多数の人にメールやハガキを送り、不安になって連絡してきた“カモ”を脅して振り込ませる。最初は少額でも、一度振り込むとつけこまれて被害額が拡大してしまいます」

最近多いのは「総合情報サイト利用の未納料金が発生している」という手口。アダルトだけでなく懸賞サイトなどにも当てはまる「総合情報サイト」という多くの人が“身に覚えのある”文言を使うなど、手口は変わらずとも、巧妙になっている模様。

「相手は“会社に行きますよ”“裁判になりますよ”と脅してきますが、まずは落ち着いて、誰かに相談を。相談する相手がいなければ警察の相談窓口に電話してください」

さらに警察からアドバイスがひとつ。最近では無意識のうちに犯人に加担させられるケースが増えており、注意が必要だという。

「“簡単バイト・高収入”といったうたい文句につられて携帯や通帳名義を売ってしまう人がいるんですが、これらも犯罪です。犯人グループはこうした携帯の電話帳や銀行口座を詐欺の道具に使うため、売った側も“幇助犯”として罪に問われてしまいます」

詐欺に巻き込まれないためには、僕らも“狙われている自覚”を持つことが大事なのかも。
(榎並紀行/アイドマ・スタジオ)


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