解決! ネットトラブル対策室

第6回 もしネットに個人情報が流出したら!?

2010.10.04 MON

解決! ネットトラブル対策室


今年の4月には某ゲームショップからエロゲ購入者1405人の個人情報がグーグル上にさらされるという痛ましい事件が。ネットで(あまり他人に知られたくない)お買い物をする際はご注意を

個人情報がネットに流出してしまったら、どうするの!?



日本ネットワークセキュリティ協会の調べによると、2009年に日本国内で起きた個人情報漏えい事件は1539件、漏えい人数はのべ572万1498人だそうです。ネット通販やネットバンキングなど、ぼくらはインターネットを介して様々なサービスを受けていますが、その引き換えに個人情報を提供しているわけで、こうした漏えい事件は他人事ではありません。もし自分の個人情報を漏らされてしまったら、どうすればよいのでしょう?

弁護士ドットコム・山本尚宏さんによれば、「残念ながら、一度ネットに流出してしまった個人情報については取り返しがつきません。しかし、漏えいさせた企業に対してはプライバシー権を侵害したとして損害賠償を請求することができます」とのこと。

たとえば名誉毀損の場合は権利侵害の有無を判断するのが難しく、解決に手間がかかってしまいます。しかし、住所や氏名などの個人情報が漏れた場合はプライバシー権の侵害が明らかであり、かつ名誉毀損とちがって取り消しようがないため、損害賠償責任は認められやすいのだとか。 では、いくらくらい賠償してもらえるのかというと、「過去の裁判例では1人あたり数千円から数十万円」だそうです。単価だけ見ると安いとも高いともいいがたいところですが、漏らした件数が膨大であれば企業側の総賠償額はかなりのもの。

また、裁判にならなくても企業側が自主的に補償をすることも珍しくないそうです。昨年、某大手証券会社が約5万人分の顧客情報を流出させた事件では、被害者1人あたり1万円の商品券を配布したのだとか。これだけでも企業にとっては約5億円とけっこうな痛手ですが、より深刻な事態が待っていることも。

「個人情報漏えい事件では、被害者への損害賠償責任のほかにも、個人情報保護法違反(6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金)に問われる可能性もあります。これらは法的な責任として重くのしかかりますが、それよりも社会的信用をなくすことの方がはるかに大きなダメージとなりえます」

ゆえに、多くの企業は情報漏えいのリスクを理解し、厳重に管理しているはずです。しかし、不正アクセスやウイルスの危険を完全に除去するのはほぼ不可能。ユーザー側としては、プライバシー管理の甘そうなサイトで不用意に個人情報を入力しないなど、自己防衛意識を高めておくべきかもしれません。 ネットのトラブルについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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