身体にまつわる都市伝説

第19回 誰でもいつか花粉症になるってホント?

2010.10.08 FRI

身体にまつわる都市伝説


明日は我が身…とビクビクしていた非・花粉症患者にとっては朗報? アレルゲンに満ちた生活をしていても、必ずしもアレルギー症状を起こすわけではなかった!(写真はヒノキ)

秋もまた花粉症の季節ですが…



ハックション! …と、またまた花粉症シーズンがやってきた。仕事のかたわら、くしゃみや鼻水と闘わなければならない季節の到来である。

え? 花粉症のシーズンは春じゃないのかって? そう、花粉症のオンシーズンといえば本来、スギ花粉が全盛を迎える4~5月とお思いだろう。しかし、花粉はスギだけではない。ヨモギやブタクサの花粉が舞う秋もまた、厄介な季節であることに変わりはないのだ。

そもそも花粉症とは、体内に侵入しようとするアレルゲン(原因物質。つまり花粉)を撃退する免疫機能が、“過剰反応”を起こす病気である。免疫機能が花粉という異物に対して何度も何度も働くうちにバランスを崩し、過度に働くようになってしまうのだ。

それにしても恨めしいのは、苦しんでいる自分を尻目にケロっとしている人がけっこう大勢いることだが、程度の差こそあれ人の花粉の受容量には限度があり、受容限度を超える花粉を吸い込むと誰しも花粉症を発症するという噂を聞いたことがある。これは事実なのだろうか? 医学博士の松島英介先生に聞いてみよう。 「よくいわれる、貯蓄タンクが満タンになったら花粉症を起こす…というイメージはあながち間違いではありませんが、アレルギー反応には個人差があります。花粉を吸い込み続けているからといって、必ずしもすべての人が花粉症を発症するわけではありません」

つまり、貯蓄タンクにたとえるなら、その容量は人によって様々というわけ。これは確率の問題であると松島先生は解説する。

「たとえ同じ環境で育ち、同じ量の花粉を吸い込んできた人同士でも、受け手側の体質によって発症の有無は異なります。花粉を吸い続ければ、それだけ花粉症を発症する可能性が高まるとはいえますが、絶対というわけではありません」

完治させる治療法はいまだ確立されていないが、花粉症の原因は免疫バランスの乱れ。なるべくストレスを軽減し、規則正しく健康的な生活を心がけることで、症状をやわらげることは可能だそうだ。 あなたが知っている体や健康にまつわる噂や風説は? 下のボタンから投稿ください。

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