身体にまつわる都市伝説

第20回 山芋やすっぽんで精力はアップするか?

2010.10.18 MON

身体にまつわる都市伝説


いかにも夜に効きそうな栄養ドリンクにしても、有効成分が高麗人参やすっぽんエキスだけなら、それは全身の滋養強壮剤に過ぎないことになる。つまり、バイアグラなどの医薬品とはやはり別物なのだ

噂の原因はそのフォルムにあった!



男子が放出する精子の数が減っている…というのは最近よく耳にするニュース。そればかりか、若くしてED(勃起障害)に悩まされる人も少なくないらしい。

ストレスや食生活の乱れなどがその原因といわれるが、これは20代男子にとって深刻な問題だ。新しい彼女でもできて、“いざ!”という時に奮い立たせることができなかったら、残念なことこの上ない。

そこで思い浮かぶのが、昔からいわれる山芋やすっぽんなど、精力増強に効果的とされる食材たちだ。でも、これって本当に効くのだろうか? ED治療を手がける、池袋スカイクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「勃起というのは、血流が強まることで陰茎内部の海綿体に血液が送り込まれ、男性器が隆起する現象のこと。山芋やすっぽんは栄養価の高い食材ですが、そうした局所的な作用はありませんから、EDの改善に直接の効果はないでしょう。もし、それらの食材に本当に効果が認められていたなら、今日のようにバイアグラが台頭することはなかったでしょうしね」

では、なぜ特定の食材に精力アップの効果が噂されるのか? 須田先生によると、それは漢方の思想に基づいているという。

「古来、形状的に陰茎を連想させる食材には、そうした期待を持たれる傾向があったようですね。すっぽん、山芋、高麗人参…どれもそういうカタチをしているのがわかると思います」 確かに、いわれてみればどれもそれっぽい形状をした食材ばかり。実際、須田先生の元には、食材での自力改善に取り組むも効果が得られず、藁にもすがる想いでクリニックの扉を叩く患者が多いのだとか。

「年輩の方であれば、動脈硬化による血流の滞りがEDにつながっているケースが多いのですが、20代の場合は心因性のEDが目に付きます。過去の失敗体験がトラウマになってしまう患者さんも多く、あらためて、男性はナイーブな生き物だと実感させられます」

心身ともに疲れきっていては、やっぱりアソコも元気が出ない。そういう点では、山芋やすっぽんという食材は全身に元気を与えてくれ、必ずしも無意味ではないだろう。大切なのは、心身を健やかに保つことなのだ。 あなたが知っている体や健康にまつわる噂や風説は? 下のボタンから投稿ください。

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