少額だとかえって難しい!

貸したお金はどうやって取り立てればいいの?

2010.10.21 THU



イラスト:アキワ シンヤ
先月、友達に貸した2万円。今月厳しいから返してほしいんだけど、忘れてるのか友達は知らん顔…。返してもらう方法はないものか。

「まず相手に、お金を借りているという意識があるか、またそれを返す意思があるか確かめましょう。交渉のやりとりが残り、相手も構えず、こちらとしても言いやすい“メール”での確認がいいですね」

とは大本総合法律事務所の大本康志弁護士。でも、なんて送れば?

「最初は丁寧な文章で、お金を返してほしい事情を伝えましょう。初めから怒りだすと、相手が驚いて返信がなかったり、逆ギレされることもあるからです。また、返還期限も記載すること。5万円以下なら、送信日から2週間後程度が妥当ですね」(同)

なるほど、最初は低姿勢がいいのか。では、もし返信がなかった場合は?

「次のメールは返還要求のみを記載しましょう。こちらの怒りを気づかせるためにも、口調は事務的に。返還期限に加えて振込先(銀行名・支店名・口座の種類・口座番号)も明記すれば“返す時間がなかった”という言い逃れを防止できます。それでもダメなら“2日以内に連絡がない場合は、弁護士に依頼し、その費用も付加して請求する”と法的手段をチラつかせたメールを送れば大抵の人は返してくれるはず」(同)

徐々に姿勢を強めていくことがポイントなんですね。でも、このメールでダメだったら、もう泣き寝入りするしかないの?

「最終手段として“少額訴訟”があります。簡易裁判所に備え付けてある訴状を書いて提出すれば、裁判を起こすことができ、開廷日中に判決が下されます。場合によって、給料差し押さえなど、強制執行も可能です。ただし、お金の貸し借りを裁判の場で証明できる“証拠”を提出する必要があり、証拠がないと負ける恐れも。そんな時にメールは証拠として使えるので、送信メールや相手の返信は残しておきましょう」(同)

メールも証拠になるとは。早速メールで催促してみよっと。
(有竹亮介/verb)


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