くも膜下出血のおそれもあり

二次性頭痛にご用心! “危険な頭痛”の見分け方

2010.11.04 THU



イラスト:川合景二
「頭痛い…。でも、熱はないし寝不足かな」なんて放置しがちな頭痛。だけど、もしかしたら腫瘍や出血など命に関わる病気ってこともあるはず…。そこで、危険な頭痛の見分け方を、東京女子医科大学病院などで頭痛外来を担当する清水俊彦先生に聞きました。

「頭痛は大きく2種類に分かれます。1つは、特に異常が見当たらない“一次性頭痛”というもので、命の危険が低い頭痛。『こめかみ辺りがズキンズキン』と痛む“片頭痛”、『ギューッと後頭部を締め付けるような痛み』の“緊張型頭痛”、『片目の奥がえぐられるような激痛』の“群発頭痛”などがあります」

うわ、ツラそう…。でも、危険な頭痛はこれとは別にあるってことですよね!?

「本題の、危険な頭痛は“二次性頭痛”と呼ばれます。“時間が経つごとに痛みが増す”“今まで経験したことのない痛みに襲われる”といった場合は二次性の可能性が高い。例えば、脳動脈にできたコブが破裂する“くも膜下出血”では、破裂の1~2週間前に片頭痛に似た痛みを感じることがあります。ただ、片頭痛なら長くても2~3日で治りますが、くも膜下出血は、破裂までの約2週間、寝ても覚めても痛みがずーっと持続し、血圧も高くなります」(同)

この頭痛を放っておくと、数日後には突然バットで頭を殴られたような激しい痛みに襲われ、大出血を起こすとか…。怖っ。

「また、最近中年男性に多いのが、首の後ろにある“椎骨動脈”が裂ける“椎骨動脈解離”。後頭部に鈍い痛みが生じるので緊張型頭痛と似ていますが、めまいとともに“後頭部の片側だけ”が痛むのが特徴です(緊張型頭痛では片側だけが痛むことは少ない)。バットやゴルフクラブを振るなど、思い切り首をひねった時に起こる場合もあるので『首筋を痛めただけ』と勘違いする人も多いんですよ。でも、放っておくと大きな病気を引き起こしかねません」(同)

危険な頭痛を見分けるには、頭痛の先にある病気の特徴を正しく知る必要があるってことね。
(榛村季溶子/short cut)


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