賢者のクルマネー講座

第4回 選び方次第で維持費が大幅ダウンも!?自動車保険のキホンを知ろう!

2011.01.31 MON

賢者のクルマネー講座


イラスト/千野エー もちろん、条件が合っていれば断る理由はないが、よくわからないままディーラーが勧める自動車保険に加入するのは考えもの。事前に調査し保険料のイメージをもっておくか、保険に関しては改めて検討したい旨をハッキリと伝えよう

自動車保険は自分で選んだ方が断然オトク!?



「特に新車の場合なら、購入の際にディーラーから自動車保険も一緒に勧められるケースが多いですね。買う方も予備知識がないし、保険の契約は面倒、というイメージがあるのでお任せにしてしまいがちですが、必ずしもディーラーが勧める保険に入る必要はないんですよ」

つまり、自動車保険は自分で選んだ方がよい、ってわけですね。

「今時は、ネットを使って複数の会社から一括で自動車保険料の見積りを取ることもできますからね。事前に見積りをとっておけば、ディーラーから勧められた自動車保険と比較できるので、同じ条件でより安いものを選ぶことが可能になるわけです」

ちなみに、ディーラーさんが勧めてくれる自動車保険は、いわゆる代理店型だと思うんですが、最近人気がある通販型の保険とはどこが違うんでしょうか?

「補償の内容に関しては、特に差がないといってよいでしょう。ネットやコールセンターで見積りをとることが面倒でなければ、通販型の自動車保険のほうがお得になる可能性が高いと思います。事故やトラブルの際も保険会社の担当者がダイレクトに応対してくれる点も魅力です。対して、代理店型は自分にあった保険を保険代理店の営業マンが選んでくれたり、手続きを行ってくれたりする点が魅力。代理店を介する分、一般的に保険料は高めにはなりますが、自分で手続きをするのがどうしても面倒という人なら選択する価値があるでしょう」

自賠責は必須、任意保険の選び方がポイント!



ところで、自動車保険にはどんな種類があるんでしょう? 絶対加入しなければいけないもののほかに、加入するかしないかを選べるものがある、と聞いたことがあるんですが…。
<図1>ちなみに、加入が義務づけられている自賠責保険でも、賠償金は1事故1名につき、死亡3000万円まで、重度の後遺障害4000万円まで、傷害120万円までと限度があるそう。限度額をオーバーして補償するには、任意の対人賠償保険に加入するとよい。下は社団法人日本損害保険協会のHPより抜粋した事例
「必須となるのは『自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)』という、事故の被害者への補償を行うための保険。法律で加入が義務づけられています。ただし、これは事故の相手に対する保険なので、自分の体は補償の範囲に含まれません。また、支払い額にも限度があります(図1)。それから、対人保険なので相手の自動車や建物などを壊してしまった場合の補償も対象外となります」


となると、自賠責だけではやはり不十分ということになるわけなんですね。

「通常は、自賠責保険のほかに、無制限の対人賠償や対物賠償、自分のクルマのための車両保険といった任意保険を組み合わせることになります。任意保険の種類や内容、オプションとなる特約は、保険会社ごとに様々な種類があるので、確かに初めて自動車に乗る人にとって、自分に最適な組み合わせを選ぶのは難しいかもしれませんね」

うーん、そうなると確かにお任せで選んでくれる代理店型のほうが楽そうにも思えるけど…。

「ただし、そもそも自動車保険は事故の相手や自分自身に対する補償に関わるものなので、内容を詳しく知らないままで契約してしまうというのもどうかな、とは思いますね。やはり自分で内容を確かめて、納得したうえで契約をしたほうが、よいドライバーといえるのではないでしょうか?」

確かに、安全や安心に関わることを面倒くさがってはいけませんよね。内容がわかれば自分に必要なものだけを選んで、保険料を節約できるんだから、ここはひとつちゃんと勉強しなくちゃ! 最初に自動車を購入するときでも、自分で自動車保険を選べるということがわかったのは大きな収穫! 正直、面倒なので後回しにしていたけど、自動車保険について、もっとちゃんと調べてみようと思いました。

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