”夜のホッと時間”のつくり方

第1回 夜のホッと時間をつくる「大人のコーヒー」講座

2011.02.07 MON

”夜のホッと時間”のつくり方

どうして大人の男には「コーヒー」が似合うの?



煮詰まったときの気分転換タイムや休憩時間になると、ついつい喫茶店に立ち寄りたくなるもの。
ビジネスマンのそんなライフスタイルを思い浮かべると、ボクらとコーヒーは密接な関係にあるように思えます。そもそも、コーヒーを飲むとホッとした気分になるのはなぜだろう?

第1回ジャパンバリスタチャンピオンシップでの優勝経験もあるコーヒーの専門家、横山千尋さんにその秘密を聞いてみました。横山さん、ホッとしたいとき、人はなぜコーヒーを飲むのでしょう?
年間約120億本もの缶コーヒーを消費する日本は、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第3位のコーヒー輸入国。なんとエスプレッソの本場、イタリアよりも多いというから驚き! 輸入したコーヒー豆の主な使い道は、やはり缶コーヒーなんだとか。 出典:社団法人 全日本コーヒー協会「世界の国別消費量」
「実は日本人は、コーヒーにとてもなじみ深い民族なんです。というのも、日本は世界第3位のコーヒー輸入国。缶コーヒーにいたっては年間約120億本も消費しています。みなさんも受験などをキッカケに、中学生ごろから飲みはじめたという方が多いんじゃないですか? ところが大人になると、眠気覚ましのための飲み物から『リラックスするための飲み物』という認識に変わっていく。これって、自分を取り巻く環境の変化が大きいと思うんです。大人になり、社会と関わりを持つにつれ、気がつけばストレスを感じるようになっている。そのストレスを和らげて気持ちを落ち着かせるためもあって、アロマ効果が期待できるコーヒーが大人たちにもてはやされているのではないでしょうか」

なるほど。社会との関わりが深くなるにつれ、コーヒーとの関わりも深くなるといえるのかもしれませんね。

そんな「大人のリラックスのための飲み物」だからこそ、大人のボクとしては(?)飲み方にもこだわりたいところ。例えばカフェを選ぶ際、こだわるべきポイントはどこにあるのでしょう?

「ホッとできるコーヒーを飲みたいなら、自分で淹れるのが一番だと思います。行きつけのカフェがある人はいいのですが、これから行きつけをつくるとなると大変。たくさんのカフェを巡り、その中から自分のお気に入りを見つける手間が必要ですから。でも自分で淹れれば“自分の味”に最短でたどり着ける。淹れ方やコーヒー豆についても詳しくなりますし、知的好奇心を満たす時間としても楽しめるはずです。だから、コーヒーでホッとしたいなら、カフェを吟味するよりも、まずは自分の好みの味を知ることが重要になってきますね。ホッできる時間のつくり方というのは、実は自分が一番よく知っているものですから」

自分で淹れたコーヒーならハズレても気軽に何度もチャレンジしやすいし、妥協のない“自分の味”をつくりだせそう。自分流の一杯を追求するのは、夜のホッと時間をつくるうえで重要なポイントかもしれませんね!

意外と簡単で親しみやすい、エスプレッソの世界。



コーヒーのなかでもとくに大人なイメージなのが、エスプレッソ。でも一般的なコーヒーに比べて1杯の量が少ないうえ、専用の機械や器具が必要ということもあって、どうしても手を出しづらい飲み物に感じてしまいます…。

ところが、実際のところエスプレッソのほうがドリップコーヒーよりも手軽に飲めるのだと、第1回ジャパンバリスタチャンピオンシップでの優勝経験もあるコーヒーのプロ、横山千尋さんは語る。

「ドリップコーヒーの抽出時間が、1分から長いもので6分ほど必要なのに対し、急速・速達を意味する名前のとおり、エスプレッソは20~30秒で抽出します。しかも、通常のドリップコーヒーは豆の成分を約6%しか引き出せないのに対し、エスプレッソは約24%もの成分を引き出すことができるんです。つまりエスプレッソのほうが短時間で、しかも濃縮された旨みを楽しめる飲み物なんですよ」

あの香りと味の濃さは、まさに豆そのものの旨みなんですねぇ…納得。ただボクはまだ、あの濃さと苦みに圧倒されてしまうこともあるのですが…。

「砂糖を入れるのが、本場イタリアの基本的な飲み方。そして3口で飲み干す。『苦さ』→『旨さ』→『甘さ』をひと口ごとに味わうことができます。そして最後にカップに残った砂糖をすくってなめる。これが本場の楽しみ方です」

え、知らなかったのってボクだけ!? なるほど、そんなことも知らずに、正直ちょっと苦さをやせガマンしてました…。でもそんな話を聞くと、さっそく飲んでみたくなってきましたよ。

とはいえ自宅で本格的なエスプレッソを自分で抽出して飲むのってなかなか難しい気も…。自宅でエスプレッソを飲むときのポイントはどこにあるのでしょう?
楽しみ方のバリエーションが豊富なのも、エスプレッソの魅力。例えば、家でも簡単に作れる「アフォガート」。バニラアイスに淹れたてのエスプレッソをかけるだけで、手軽で本格的なデザートに変身! お好みでリキュールを足せば、また違ったおいしさが楽しめます!
「まずは自分に合ったエスプレッソマシンを探すことですね。メーカーによって機能が異なるので、その特徴を見極めることが重要です。次に自分がどのくらいの頻度でエスプレッソを飲むのかなど、エスプレッソとの密接度が大切になってきます。ボクは、それらのことを踏まえるとマシンは簡単であることが重要だと思います。扱いが難しいマシンでは長続きしませんし、気づいたらインスタントコーヒーを飲む生活に戻っている、なんていうことになりかねません。まずは続けて、自分の生活に取り込むこと。淹れ方やコーヒー豆にこだわるのは、それからでも遅くありませんからね。その上で、基本アレンジともいえる『カプチーノ』や『カフェオレ』を楽しんでみましょう。さらに飲みなれてきたら、アマレットやグラッパなどのリキュールを入れて『カフェ・コレット』にしたり、バニラアイスにエスプレッソをかけて『アフォガート』を楽しんでみてもいいかもしれません。エスプレッソを使うレシピは本当にたくさんあるので、自分なりにアレンジしてみるのも楽しいと思いますよ!」

なるほど。エスプレッソって、かなり楽しみ方の自由度が高い飲み物なんですね。しかも最近ではエスプレッソ1杯分のコーヒー豆を最適な挽き具合でフィルターに詰めた「カフェポッド」なるものがあり、なんと約40種類もの味が手に入るようです。さらに、それを使って簡単に自宅でエスプレッソが楽しめるマシンもあるみたい。なんだか一気に身近な存在に思えてきました! よし、ボクもエスプレッソマシンがほしくなってきたゾ~!

ということで探ってみると、パナソニックの生活家電「NIGHT COLOR シリーズ」の中に、ひとり暮らし男子にぴったりのスタイリッシュなエスプレッソ&コーヒーマシン「NC-BV321-CK」を発見。これなら注目の「カフェポッド」でエスプレッソを楽しめるみたいだぞ。さっそくパナソニック アプライアンス・ウェルネスマーケティング本部の商品ご担当者・高沼朋香さんのところへ! これは一体、どんなマシンなんですか?

「アタッチメントを替えるだけで、ドリップ、エスプレッソ、フォームドミルクも作れます。特にカフェポッドを使って抽出したエスプレッソは、本格的なプロの味ですよ。カプチーノなどへのアレンジも簡単です。しかもA4サイズのコンパクト設計なので、キッチンにもすっきり置けますよ。温かい飲み物でホッとひと息つく時間が、夜をもっと深いものにしてくれるのではないでしょうか」(高沼さん)

なるほど、これは便利ですねぇ。

そうそう、ここでそもそもの疑問が。エスプレッソって濃厚な分、カフェインも多く含まれているものなのでしょうか? もしかして、夜に飲むのは向いていないとか…。

「実は逆なんですよ。普通のコーヒーに比べて、エスプレッソのほうがカフェイン含有量は少ないんです。それに、コーヒーのアロマがストレスを和らげてくれますし、食後に飲むことで胃酸の分泌促進にもひと役買ってくれます。エスプレッソは夜飲むのにも向いているといえるのではないでしょうか」(横山さん)

それを聞いてひと安心! 夜のカフェタイムにもピッタリですね! さっそくボクも今度の週末はエスプレッソマシンをリサーチしに行こうっと。 エスプレッソの世界を知れば知るほど、夜の“ホッと時間”が充実して、毎日自宅に帰るのが楽しくなりそう。しかも、人にも教えたくなるようなウンチクネタも満載! エスプレッソこそ、まさに大人の飲み物でした!

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