賢者のクルマネー講座

第6回 金子哲雄氏直伝!クルマの維持費を節約するテクとは?

2011.02.14 MON

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イラスト/千野エー 試乗車になっているクルマを、相談次第では「新古車」として安く入手することが出来る場合があるという。まさに新品同様なんだから、これはお得な買い物かも!?

新車同然、でも安い!『新古車』ってなんだ?



「当然ありますよ!! 新車だから値引きには限度があると思ったら大間違い。新車のディーラーさんから買う場合には『新古車買い』という、とっておきのウラ技があるんです!!!」

「新古車」とは耳慣れないキーワード! いったい、何のことなんでしょう?

「『新古車』とは、いわば中古車扱いになる新車のこと。ディーラーさんがクルマを仕入れる場合、たとえば99台よりも100台仕入れたほうが仕入れ時の値引き率が上がり、全体の仕入れ値が安くなったりするんです。そこで、本当は99台しか必要がなくても、1台上乗せしてディーラーが購入し、展示車や試乗車にする場合がある。これが新古車というわけです!」

なんと! これぞまさしく、教えてもらわなきゃ絶対知る機会がない情報ですねー。

「これもズバリ、ディーラーさんに『新古車ありませんか?』と聞けば教えてくれますよ。前回も言いましたが、こういうぶっちゃけたやり取りをするためにも、手土産が必要なんです。さらに言えば、新古車扱いにするかどうかはディーラーさんのさじ加減だったりもするので、親密な関係が構築できれば『新古車扱いにしてくれたら買えるんだけどなー』なんて相談も不可能ではありません!!」

すごいなー。ちなみに金子さんによれば、メーカー系新車ディーラーの場合、ショップごとに差が出るということはないので、中古車ディーラーのように良いショップを見分けるテク、みたいなものは特にないんだとか。

安いGSはタクシー運転手に聞け!?



さすが金子さん! では、クルマを購入した後の維持費に関しても、何か節約テクが…。

「ありますよー!! まず中古車も新車も、長く付き合えるかかりつけのディーラーを選ぶ、というのは大前提。つまり、修理や車検も同じディーラーを通してお願いしたほうがいいんです。特に車検に関しては、最近流行の激安車検は個人的にあまりおススメしません。1台のクルマに、なるべく長く乗るのであれば、点検整備にお金を掛けたほうが絶対にお得ですから。その場合になるべく安くすむように、中古品でも問題のないパーツを選ぶといった融通をきかせてくれるのは、やはりなじみのあるディーラーさん経由でないとできないワザなんです!」

なるほど、ここでもディーラーさんとのお付き合いが重要になるわけか! ちなみに、自動車の維持費の中でもバカにならないガソリン代については…。
イラスト/千野エー 美味しいラーメン屋や定食屋と同様、良いGSはタクシードライバーに聞くとよいのだとか。価格によっては、少し遠回りしてでも立ち寄って給油する価値はあるだろう
「もちろんあります!!! なるべく安く給油したいのであれば、通行量が多い幹線道路のインターチェンジ付近にあるGSを使うべき。最近は、GSごとのガソリン価格を比較するサイトも登場しているので、事前に調べ、出かける際のルートに含めておけば節約になります。仕事で利用するタクシードライバーさんは、安いGS情報に精通しているので、タクシーを利用する際に尋ねてみるといいかもしれませんね!」

徹底してますねー。でも維持費の中でも、さすがに駐車場代までは…。

「それもあるといえばあります!! 特に都心に関して言えば、自動車所有者に対し、駐車場の数が過剰ぎみになっているエリアが最近増えてきているんです。自分の家の近所でなければ意味がありませんが、そうしたエリアであれば毎月の駐車場代や、契約してから1カ月分は無料、といった交渉ができるかもしれません。これも不動産屋さんに相談ですね!」

いやぁ、ホントいろんなテクがあるんだなー。大変勉強になりました!!


※『新古車』という言葉は、自動車公正取引協議会のガイドラインでは不当表示とされている言葉ですが、今回は一般用語としてのわかりやすさを優先して記載しております。 金子さんの教えをまとめると、ディーラーさんにせよ不動産屋にせよ、とにかく積極的に仲良くなり、情報を集めよう! ってことのように思えました。値切り&節約の世界でもコミュニケーション力がものを言うんですねー。

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