アレルギーの不思議

第5回 花粉症の治療法ってどんなのがあるの?

2011.04.04 MON

アレルギーの不思議


多くの患者に使用されているのが抗ヒスタミン薬。臨床試験の段階だが、最近では舌下免疫療法も注目を集めている(画像はイメージです) 写真提供:笑里/PIXTA(pixta.jp)

今、注目される花粉症の治療法とは!



会議中の席でくしゃみを連発、デート中にも鼻水タラリ…。なんだか目もムズがゆいし、花粉症ってほんとにやっかい。そんな花粉症の症状を抑える方法は、どんなものがあるんだろうか?

「最も多くの花粉症患者に使用されているのが抗ヒスタミン薬。これは、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの原因となるヒスタミンの作用を阻害し、症状を緩和する薬です。抗ヒスタミン薬はかぜ薬の主成分でもありますが、最近の花粉症治療には眠気を催しにくいものが使われています」

そう語るのは、国立成育医療研究センター免疫アレルギー研究部部長の斎藤博久氏。ふむ。これは即効性もあるらしいので便利そう。

「その他にもステロイド点鼻薬やロイコトリエン拮抗薬の有効性も証明されています。ステロイド点鼻薬はほとんど副作用なしに、鼻の粘膜の炎症症状を抑制します。ステロイド点眼薬もありますが、人によっては眼圧上昇などの副作用が出るので眼科医の診察を受けてからにしましょう。ロイコトリエン拮抗薬は、抗ヒスタミン薬よりも鼻づまりをとる作用が強いと報告されています」 薬品で症状を抑える以外に、免疫力を高める治療法が注目されていると何かで見たことがあるような。

「それはアレルギーを引き起こす物質を染みこませた錠剤などを舌の裏に含み、徐々に耐性をつける舌下免疫療法でしょう。臨床試験の段階ですが、アレルギー反応を抑える成分や免疫細胞が増えることが報告されています」

その他、花粉症の治療法について調べてみると、漢方薬やハーブを使用する人や、あるいはヨーグルトを食べて腸内環境を整え、症状を和らげているという人も。ただ鼻炎の症状は、自然経過や気の持ちようでよくなったと感じることもあるらしく、それにつけ込んだ微妙な商法も少なくないみたい。十分な臨床試験が行われていないものには手を出さないのが得策と見た!  

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