実家、全壊。Σ(゜д゜lll)

行ってみた&聞いてみた。被災地(というか実家)の今後は?

2011.04.07 THU



撮影協力/中井不動産鑑定事務所
最初に、今回の東日本大震災で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。と平静を装ってる場合じゃなく。実家、全壊の報を受け、とりあえず現地に行ってきました。

岩手県の沿岸南部、大船渡市三陸町は、山々がストンと海に落ち込み、おもにその間のエリアに人が暮らしてるリアス式海岸の土地。幸い、ご近所さんの活躍のおかげもあり家族は無事でした。実家は海岸線から直線距離で約600m、海抜25mくらいの坂の途中。「そんな危険なところになぜ」と言われたらそれまでだけど、少なくとも明治以降の津波では被害を免れてきた場所でもあり。でも今回は同町内で最大29mの津波の痕跡が確認されてるほどで、あっさりぶっ壊れてました。しばし絶句。小さな町だけど、中心部が本気で根こそぎ壊滅してる様なんてものは、体感情報として処理しきれない。

ウチは命が助かっただけでも運がいい、なんて思ってたのもつかの間、実家を目にしてまず浮かんだのは「このがれきの山、どうすんだ?」という素朴な疑問。素人じゃ片付けるのは無理だし、業者を頼むにしても連絡先も金額の相場も知らない。地震保険に津波被害は含まれるのか、そもそも加入してんのか。見事になんにも知らないって事実にまた呆然とした。

結論から言えば、内閣府の方針もあり、大船渡市は被災地域内の住宅を一括して「全壊」判定できるよう決め、罹災証明書(損保会社への請求や金融機関から融資を受ける際などに必要)の発行手続きを大幅に簡略化。がれき撤去作業・費用は国や各自治体が負担することになり、実際、多くの重機が稼働してた。もちろん津波被害も地震保険の対象となる。

問題は山積してるけど、あちこち問い合わせていると、状況をどうにか前に進めようといろんな立場の人が臨機応変に動いてることが実感できる。そりゃ人のやることに絶対なんてない。だけど、復興のために動けるのも人だ。とりあえず花見をする→経済を回す→その効果もまた波のように被災地まで届くはず。桜の季節ですしね。
(及川 望)


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