福岡では利用可能。大阪も計画中

地下鉄でのネット利用東京でも実現なるか?

2011.04.07 THU



画像提供/共同通信社
今年の1月、ソフトバンク・孫社長が東京都の猪瀬副知事、大阪市の平松市長と対談。地下鉄内のネット利用について話し合い話題になった。トンネル内にアンテナを設置して、地下鉄の走行中もネットが利用できる環境を整えよう、というものだ。東京は、実現するかどうかも含めて検証がはじまったばかりのようで、まだ具体的な内容は公表されていない。

一方、全国にさきがけ、2003年から地下鉄での通信利用を可能にしているのが福岡市。大阪市も今年度より工事を開始し、可能な限り早期に市内の全路線で利用できるよう、鉄道のトンネルや地下駅などの通信事業を担当する移動通信基盤整備協会が計画の策定をはじめているという。

「トンネル内での災害時、外部との連絡がとれず不安という声が前々から寄せられていました。また、私どもが的確にお客様を避難誘導できるように現場職員と連絡がとれるようにしたかったのも検討の大きな理由です」(大阪市交通局電気企画担当・井上さん)

利便性の向上もさることながら、災害時の対策も設置の大きな理由だった。また、もともと地下鉄事業者はトンネル内の連絡手段の確保に苦慮してきたという背景もある。福岡市交通局も「災害時対策はもちろんですが、夜間に係員が点検や補修作業を行うとき連絡がとり合えるようにしたかったのも理由のひとつ」という。ところで、車内でのネット利用をめぐってトラブルは起こっていないのだろうか?

「マナーモードにして通話はご遠慮ください、また、優先席付近では電源をお切りください、とお願いしていますので、メールやインターネットの利用がほとんどだと見受けられます。首都圏での、地上を走る電車の中と同じ雰囲気だと思いますよ」(福岡市交通局)

今回の大震災を受けて首都圏でも、地下鉄でのネット利用を望む声は高まりそうだ。今後の各地下鉄の動きに注目したい。
(駒形四郎)


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