身体にまつわる都市伝説

第47回 外国人は肩がこらないって本当?

2011.05.16 MON

身体にまつわる都市伝説


ちなみに本稿執筆時も、筆者の肩はバキバキ…。長時間のパソコンワークを強いられる場合は、定期的に肩や首をまわしたり、適度に筋肉をリフレッシュさせることを習慣づけよう 写真提供/PIXTA

およそ5kgの重量を支えている首と肩



肩こりに苦しめられるのは、もはやパソコンワークの多い現代人の宿命。日頃の運動不足のせいもあるのだろうが、このつらさ、何とかならないものだろうか。

そういえば以前、R25編集部に在籍していた外国人のスタッフが、気になることをいっていた。“肩こり”を意味する言葉が、英語には存在しないというのだ。もしかして、外国人は肩がこらないのだろうか? 『なるほど!食の新常識』(トランスワールドジャパン)の著者で、日本ホリスティックセラピストアカデミー校長の加藤雅俊先生に聞いてみた。

「日本のように肩に限定されませんが、パソコンの利用頻度が増えた最近ではとくに、外国人にも“こり”の症状はありますよ」

加藤先生によれば、外国人はこりと無縁どころか、日本でなじみ深いクイックマッサージはそもそも、欧米でヒットした営業形態だという。「マッサージ自体はもともとアジアで生まれたものですが、欧米でクイックマッサージの手軽さがウケ、逆輸入的に日本に持ち込まれた経緯があるんです」とは、興味深いトリビアだ。 「ただし、もともと日本人よりも骨格が大きく、筋肉の量が多い欧米人が、長らく“肩こり”という概念を持っていなかったのは事実です。人間の頭はおよそ5~6kgの重量があり、これはボーリングの球でいえば12~13ポンドの球に相当します。基本的になで肩体型の日本人は、欧米人と比べてどうしても首や肩の負担が大きくなり、肩こりを起こしやすい傾向がありました」

ちなみに筆者の場合、ボーリングではたいてい13~14ポンドの球を使う。それを頭に載せていると考えれば、首を傾けたりする動作がいかに体に負荷をかけているかがわかるだろう。

「だから姿勢は大切なんです。姿勢の悪さは頭部を支える負荷を高め、首や肩の筋肉を硬直させます。これを解消するためには、ストレッチなどで筋肉をほぐしたり、入浴でじっくり温めることがやはり効果的ですね」

…と、これを読んでいる今も、ついつい猫背になってしまっている人、案外少なくないのでは? 頭は僕らが思っている以上に重たいものだということを、常に肝に銘じておけば、少しは姿勢も良くなるかもしれない。 あなたが知っている体や健康にまつわる噂や風説は? 下のボタンから投稿ください。

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