アメリカでは1億円調達の成功事例も

ネットで資金を集められる 「ソーシャル資金調達」とは?

2011.06.02 THU


絶対ウケそうなビジネスをひらめいたのだけど、実行するにも先立つものがナシ。そんなアイデアや技術だけは十分ありながらも、資金不足で行動できない人に向けた「ソーシャル資金調達」なるウェブサービスがあるとか。

「ソーシャル資金調達とはボランティアやアート活動、新規ビジネスなどを始めたい人が、ウェブ上で多くの人からお金を集められるサービスです」とは日本で同様のサービス「READYFOR?」を運営するオーマ株式会社の米良はるか氏。

でも見ず知らずの人からどうやってお金を募るんですか?

「ソーシャル資金調達は3つに分類できます。ひとつは途上国への寄付活動を行う『Global giving』など提供者に見返りがない寄付型。2つめが、CDや映画制作の資金を募り、見返りとして制作物や鑑賞券、サインなどお金以外の対価を返す『Indie GOGO』などの購入型。3つめがベンチャー企業に投資する『Grow VC』など事業が成功し利益が発生すれば“お金”として返ってくる投資型です」

「READYFOR?」は購入型だそうですが、どういった事例があるんでしょうか?

「『READYFOR?』は主にアート系のクリエイターが制作資金や活動資金を募るサービスなのですが、たとえば現役医大生と美大生が医療とアートの展示を行いたいと10万円を募集したところ13万円集めることができました。資金提供者には額に応じ、チケットやポストカード、手作り解剖ペーパークラフトなどが贈られる予定です」

ちなみに海外では、新型iPod nanoを腕時計にするバンドの制作販売資金150万円を募ったところ1億円以上の資金を集めた事例もあるようです。すでにアメリカではこうしたサービスが200以上あり、なかでも「Kickstarter」は売り上げが毎月右肩上がりで伸び、昨年飛躍したサービス1位と称されるほど。今後日本でも浸透するか要注目。
(熊山 准)


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