リッター30キロクラス続々…

「第3のビール」ならぬ「第3のエコカー」登場!

2011.06.21 TUE


ダイハツ工業の伊奈功一社長は、4月27日の決算発表で『イース』の9月発売に言及。安くて燃費の良いクルマに対するニーズの高まりに応えていく方針を明らかにした
温暖化対策やらガソリン高騰やらで、エコカー人気は右肩上がり。車種によっては「納車まで○か月待ち」なんてケースも。
ところでエコカーといえば「ハイブリッド車(以下、HV)」や「電気自動車(以下、EV)」を思い浮かべる人が多いはず。だが、ここにきて「HV」「EV」に続く「第3のエコカー」ともいうべきクルマがブレイクの予感。

それはどんなクルマか?
プラグインハイブリッド車? 燃料電池自動車?

いえいえ。正解は「小型ガソリン車」。
ガソリン車のどこがエコなんだよ!という声が聞こえてきそうだが、ウソではない。
現在、メーカー各社が開発しているガソリン車は、これまでのガソリン車とは異次元の燃費性能。リッター30キロクラスの“次世代型ガソリン車”が登場し、業界の注目を集めている。

その先駆けとなったのが6月9日に発表されたマツダの新型「デミオ」。燃費はリッター30.0キロ(※10・15モード燃費)を誇り、価格はなんと140万円(消費税込み)。単純比較はできないものの、トヨタの「プリウス」はリッター38.0キロで205万円(グレード:L)、ホンダの「インサイト」はリッター30.0キロで189万円(グレード:G)なので、燃費だけで考えれば割安感があるのは確か。

さらに今年9月に発売が予定されるダイハツ「イース」は、より厳しい燃費検査基準の「JC08モード」でリッター30キロ。しかも80万を切る驚異のプライスで発売が予定されている。軽自動車とはいえ、燃費と価格のバランスを考えれば“お買い得なクルマ”といって差し支えないだろう。コストパフォーマンスに敏感な若者に真正面から向き合ったクルマと言えそうだ。

新型デミオやイースの登場により、HV、EVに「第3のエコカー」を交えた三つ巴の「エコカー三国志時代」が幕を開けた。欧米の自動車メーカーでも超低燃費ガソリン車の開発が進んでおり、ガソリン車の巻き返しに注目が集まる。ビール業界でも「第3のビール」が本家のビールを凌駕しそうな勢いだが、自動車業界でも「第3のエコカー」が市場を席捲する日は近いかもしれない。

「第3のエコカー」の登場により、R25世代にとってもクルマの選択肢がまた1つ増えることになった。「クルマ=金食い虫」というイメージをお持ちの人にこそ、知っていただきたいトレンドである。

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