茹でてうまい、炒めてうまい

庶民の味方、もやしの実力をさぐる!

2011.08.30 TUE


もやし1袋、30円。スーパーでもやしを買うたびにどうも気になることがある。安いのは有難いのだけれど、これってほとんど栄養がないんじゃ…。もやしの栄養価について、もやし普及委員会事務局長・百里(おざと)由美子さんにお聞きした。

「そんなことはありません。もやしは確かに95%が水分ですが、豆から発芽してもやしになる時に、豆にはなかった栄養素が新たにたくさん生成されているんですよ」


百里さんによれば、疲労回復効果が高いとされるアスパラギン酸はとくに豊富で、ビタミンCも含まれているという。さらに「淡白な味わいだからどんな料理にも使いやすく、料理のかさ増しや他食材の代用に適しています。そのうえ食物繊維も多くて低カロリー」とのこと。なるほど。“疲労回復やダイエットに効果的”ということか。そうと聞いたら、おなかいっぱいもやしを食べたくなってきたぞ! 早速おいしいもやし料理のお店に行ってみよう。

土曜夜8時。渋谷センター街の近くにある、もやし料理専門店「おかずとおさけ もやし」の全55席はほぼ満席だった。約8割を占める女性客が、フロアの中央に飾られた“造花”ならぬ“造もやし”を取り囲んで、さまざまなもやし料理を食べている。まさにもやし好きの聖地だ。

カウンター席に座ると、お通しとして出されたのは「湯引きもやしの出しあえ」(315円)。ほどよく茹でられた細いもやしは、カツオ風味のダシが利いていてビールとよく合う。
一番人気は「もやしのキッシュ」(1個315円)。サクサクのタルト生地と、シャキシャキのもやしが絶妙にマッチしている。
このほか同店には、「もやしとキノコの風船焼き」(788円)「もやしシーザーサラダ」(609円)など、ヘルシーで味わい深いもやしメニューが30品ほど揃う。


“もっとガッツリもやしを食べたい!”という男子には、「住吉飯店」(千葉県安房郡)の「もやしそば(800円)」、「餃子会館 磐梯山」(東京都墨田区)の「もやし炒め(420円)」がオススメだ。料理の脇役になりがちな“もやし”が立派に主役をつとめている。

今やもっともポピュラーな野菜といえる“もやし”には、まだまだ活躍の余地がありそうだ。いろいろなお店を食べ歩いたり、オリジナルレシピを研究したりするのも面白いかもしれない。
(相澤良晃/DECO)

※この記事は2011年2月に掲載された記事です

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