あの動物、いったいどんな味?

クマ、シカ、カンガルー、マンボウまで、珍しい肉を食べてみる

2011.08.31 WED


肉というと、普通は牛や豚、鶏を思い浮かべるのではないだろうか。あとはジンギスカン(羊)、馬刺しあたりまでは食べたことがある人も多いはず。ではほかにはどんな動物の肉が食べられるのか、東京都内の飲食店をリサーチしてみた。

まずはクマ。まさに獣肉だがニオイはないのだろうか。「山で捕れる肉」をテーマに、様々な動物の肉料理を扱う『炉とマタギ』の女将によると

「確かにクマの肉はクサい、硬いといったイメージがあり、それをごまかすため鍋にすることが多いのですが、ウチでは基本的に『ろばた焼き』でお出ししています。わさび味などいろいろ試したのですが、天然岩塩を添えただけのそのままの味が一番美味しかったんです。お客さんには弾力があってパワフルだといわれます」

同店ではクマのほか北海道産のシカがメインで、ろばた焼き、煮込み、パテなど様々な調理法で出しているそう。生ハムやカルパッチョもあり、シカ肉のポテンシャルの高さを感じさせる。

続いて実食したのは、ダチョウステーキ、カンガルーの唐揚げ、ワニの味噌焼き、そしてマンボウの刺身。少し身構えている我々の前に出された料理の見た目は、名前のインパクトに比べ良い意味で「普通」だ。抵抗感なく箸をのばせる。「若い人たちはよく注文しますね。それでヤミツキになり、来るたびにこればかり頼む人も」とは『季節料理 竹仙』女将の瀬古さん。創業46年の同店がこれらのメニューを始めたのは25、6年前のこと。「普通の美味しいものはみんな食べ飽きてるから、珍しいものをやってみてもいいかなと思って」(瀬古さん)。以前はピラニアやトドも扱っていたという。

それぞれの味をたとえてみると、ダチョウはカジキなど赤身の魚に近く、カンガルーは牛タンを弾力UPさせたような味。ワニはコラーゲンたっぷりの脂身が美味しく、厚みのあるエイヒレのような旨みがあった。マンボウはフグに似た味にシャキシャキした歯ごたえがたまらない。私のお気に入りはカンガルーの唐揚げで、同行した編集部員は「酒のつまみにいい」とマンボウの刺身が気に入った模様。

話題性もありながらちゃんと美味しい。今年の冬は珍しい肉料理にチャレンジしてみては。
(松本優子)

※この記事は2010年12月に取材した記事を再掲載しています

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