夏を涼しく乗り切るアナログテク! 第6回

着込んでも涼しい!? 真夏のハイテクスーツ事情

2011.07.04 MON


背後の光が透けるほど薄いコナカの「COLD SUIT」。赤外線だけでなく、紫外線もカットしてくれるそうです。価格は4万950円
電力不足が危惧される今年の夏。節電により、さらなる暑さ対策が必要です。クールビズを超えるスーパークールビズを推奨する会社も増えてきた様子。しかし、「ビジネスシーンに合わない」「取引先や営業先だと失礼では?」など戸惑う声もあり、導入を様子見する企業や業種も多いみたい…。

というわけで今回は、スーツを着込んでも涼しく過ごせるビジネスシーンでの“衣”を調査! まずは、紳士服を販売するコナカ総務部の土屋繁之さんに、“夏でも涼しく過ごせるスーツ“について尋ねてみました。

「ビジネススーツは紺・黒・ダークグレーといった色がほとんどですが、濃色は赤外線を吸収し、衣服の温度が高まりやすいといったデメリットがあるんです。しかし弊社が販売している『COLD SUIT』は、染色工程で特殊な溶剤を付加。濃色であっても、白色が持っている“赤外線を反射させる”という特性を備えており、従来の約60%を反射可能にしました。結果、一般の生地と比較して温度上昇を10℃以上抑制できたんですよ」

なるほど。黒い色ほど熱を吸収しやすいのは、理科の実験で習いましたが、そういったビジネススーツの弱点を特殊な技術で補ったわけですね!

ただ、せっかくの“暑さ対策スーツ”でも、下着がビショビショじゃあ気持ち悪い…。そこで気をつけたいのが直接肌に触れるアンダーウェアです。最近は、汗やムレを防ぐ高機能アンダーウェアが目立つようになりました。数あるなかでも、通気性・速乾性に優れた「ジオライン クールメッシュ」を販売するアウトドアメーカー、モンベル広報部の黒瀬美保さんにその特徴を伺いました。

「繊維を編むための糸に、一本一本異なった深い溝がある“ランダム異形断面”を使用しました。糸と糸との間に隙間ができることで通気性に優れ、肌との接触面積が少ないことでベタつきを防げるんです。さらにその糸をメッシュ地に編み上げることで、熱がこもらない工夫を施しました」

同商品では、汗を素早く乾燥させる技術を使用。ハイキングや登山といったアウトドアで利用する商品ですが、夏のビジネスシーンでの活用も推奨しています。

「かいた汗を素早く吸収し、生地表面に薄く広げる特徴を持つ素材を繊維に使っています。汗の蒸発を促し、皮膚を常にドライな状態に保つことができますよ」(黒瀬さん)

今回話を伺った2社のみならず、夏用のスーツやアンダーウェアは、各社がこぞって開発・発売しているので、自分にあったものを探してみては? スーツを着込んでも、ビシッとクールに夏を乗り切りましょう!(ノオト/加藤柿次郎)

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