アレの意外な使い道/第5回

ラップが包帯代わりになる!?

2011.07.04 MON


ラップはもともとアメリカで、銃や弾丸を湿気から守る包装用フィルムとして軍事用に開発されたそうだ。キッチンで応用され出すのは後のお話 写真提供:terumin / PIXTA
キッチンにおける必需品のひとつ、食品用のラップフィルム。余った料理を容器に移して密封したり、肉などを包んで冷凍庫に入れて長期保存するなど、一般家庭ではもちろん、1人暮らしのR25世代男子にとってもお世話になる機会は多いはず。そんなラップには、食品の保存といった通常の使い方のほかにも、災害が起こったときなどにも役立つ使い道があるそうです。災害時に役立つ情報サイトを運営しているマーフィーシステムズの村井寿夫氏に教えてもらいました。

「災害時には水が大変貴重になることがあります。そんなときには、食器をラップでくるんで使い、食事後にはそれを丸めて捨てれば、食器を洗わなくても済むので水の節約になります。このやり方なら、本来は食器に向かない容器でも食器として使うことができるところもポイントですね。またラップ越しに食べ物をつかんで食べれば、汚れた手を洗うために残り少ない水を使わなくて済みます」

なるほど、そういった使い方があるとは気づきませんでした。ほかにも意外な用法ってありませんか?

「ケガをしたときに傷口をラップでギュッと巻けば、止血に使えますよ。同時に傷口が不潔にならないようにバイ菌から守る役目も果たしてくれます。包帯やばんそうこうなどを持ち合わせていないときに重宝しますね。災害時などには、ラップを持っていると何かと代用ができて便利です」

調べてみると医療の現場には、傷口を消毒したり乾燥させたりする従来の治療法とは逆に、患部を常に湿らせておくことで回復を早める「湿潤療法」というものがあるようです。その際、患部を覆うためにラップを使うやり方があるそうなので、ラップで傷口を巻くのはれっきとした療法のひとつといえますね。とはいえ、この療法を行う際には、医師の適切な判断が必要らしいので、応急処置にとどめるのが賢明かも。またほかにも調べてみると、衣服の上からラップを体に巻くと風を通さないため暖かく、防寒にも使えるとか。冬場など寒い時期の緊急事態にはかなり助かりそうです。

以上のように応用範囲が広くて便利なラップ、非常用持ち出し袋には必ず入れておきたいアイテムですね。


(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

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