アレの意外な使い道/第7回

重曹が、入浴剤の代わりに!?

2011.07.19 TUE


山菜を茹でるとき、少量の重曹を加えるのがおすすめ。重曹のアルカリ成分が山菜の繊維質を柔らかくして、アクを溶け出しやすくするからだ 写真提供:jun / PIXTA
主婦でなければあまり聞きなじみがなさそうな、「重曹」。でも「炭酸水素ナトリウム」という名前を聞けば「学校で習った覚えがある」という人もいるかもしれない、白い粉末状のモノです。実はこれ、家庭でいろいろな用途に使える、便利なアイテムなのだそう。シンクまわりの油汚れの掃除とか、靴箱に置いての消臭など、一部では「魔法の粉」と呼ばれてもてはやされているほど。そんな重曹の用法のなかでも、意外な使い道にも詳しいライターの藤原千秋さんに、いくつかを紹介してもらいました。

「カップ1杯程度を浴槽のお湯に入れてよく混ぜれば、入浴剤の代わりとして使えますよ。天然の温泉の分類として、『重曹泉』というものがあるくらいですから。弱アルカリ性の性質によって、肌をキレイに洗浄し、ツヤツヤにする効果が期待できます。また重曹は洗濯の際に投入すると衣類の汚れを落とす効果があるので、残り湯を洗濯に再利用できるのも魅力です」

入浴剤を切らしているときには助かりますね。ほかにはどんな使い道があるのでしょう?

「犬や猫のペットケア用としても重宝しますよ。砂をはったペット用トイレの、下の方に重曹を敷きこむと、ニオイの軽減効果があります。また、ペットをシャンプーなどで洗ってあげることができないとき、ぬるま湯1リットルにつき50g程度の重曹を溶かしたお湯で拭いてあげると、ニオイが弱まり、さっぱりさせてあげることができます。動物の排泄物や体の汚れは酸性なので、弱アルカリ性の性質を持つ重曹が中和する結果です」

これは犬や猫を飼っている人にはぜひ教えてあげたい情報ですね。意外な使い道、まだあるなら教えてください!

「調理ネタとしてこんな例があります。パスタを鍋で茹でるときに、1リットルのお湯に対して塩と重曹をそれぞれ大さじ1杯ずつ入れると、パスタがラーメンの中華麺のような味になるんです。パスタと中華麺は同じ小麦粉からできていますが、中華麺はかん水と呼ばれる、アルカリ性の水溶液を加えて作ります。パスタを茹でるお湯に重曹を加えることで、かん水と同じような働きをするのでしょう。このとき、重曹の包装パッケージに、『食用』などと口にしても問題ないことを表記してあるものを選ぶのを忘れずに」

へ~、それは一度試してみたいですね! なにかと便利な重曹、1つは家庭に置いておくのがよさそうです。

(伊藤 裕/GRINGO&Co.)

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