現地人経営のチェーン店も増加

ロシアで寿司ブーム加熱! 人気の寿司ネタはコレだ!

2011.07.28 THU


テリヤキソースをかけたアボカドを乗せた寿司。海苔ではなくアボカドやサーモンで巻いた巻き寿司もある
写真提供/JETRO
世界中でますます人気が高まる日本食。近年、食生活が多様化しているロシアもしかり。なかでも寿司の人気は絶大で高級スーパーのデリカテッセンでも寿司は定番。「プラネット・スシ」、テイクアウトの「スシ・ヴェスラ」など外食チェーン店も増えている。しかし、どうやら現地で好まれる寿司ネタは日本とはずいぶん様相を異にしているようだ。

「現地の印象では、うなぎ、サーモン、マヨネーズをかけたカニカマなどが好まれていました。ロシアでは文化的に生魚を食べないので鮮魚類ネタはまだ慣れていないようです」とは、サンクトペテルブルクへの留学経験のある日本貿易振興機構(JETRO)海外調査課ロシアCIS担当・菱川奈津子さん。

「もうひとつ日本との大きな違いをあげるとすれば、薄味よりは濃い味が好みという点。ロシアには独特の濃い味つけの寿司ネタがたくさんあります。焼き肉巻き、刻み焼き鳥巻きなどテリヤキソース味のものや、カッテージチーズをまいて中にきゅうりを入れたもの、海苔巻きをカリカリに揚げたものもよく見かけます。揚げ海苔巻きは案外いけますよ」(菱川さん)

寿司のチェーン店もほとんどはロシア人の経営だという。現地で好まれるメニューが強化されるのは当然か。そんなロシア人の寿司の嗜好、実はスタート地点から日本の寿司とは距離があったようだ。

「そもそもロシアで広く寿司が知られるようになったのは、海外に旅行した人が持ち帰ったカリフォルニアロールなどの欧米型の寿司でした。今でも地味な握り寿司より、見た目も派手な巻き寿司の人気が不動です」(同・ロシアCIS担当・斎藤寛さん)

今やロシアでは、寿司は専門店だけでなく、イタリア料理店、グルジア料理店など、様々なレストランで食べられるという。独特の進化を遂げてきたロシアの寿司は、今後も我が道を突き進んでいきそうだ。
(麻生雅人)


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