富裕層の快楽スポットだとか

ロシア式サウナ「バーニャ」アツすぎる入浴スタイル

2011.07.28 THU


彼らが楽しんでいるこのバーニャは、トラックのキャビンに設置したもの。車ごと川や湖のほとりに移動し、暑くなったら水に飛び込むのもロシア流
写真提供/AFLO
温泉やサウナって、ゆっくりできていいですよね~。それらが心地よいのは世界共通で、国により独自の歴史があるみたい。調べてみると、ロシアのサウナが変わっているそうなので、日本サウナ・スパ協会の若林幹夫氏にどんなものか聞きました。

「ロシアのサウナは『バーニャ』と呼ばれます。日本の一般的なサウナは、室温が100度でも湿度が10~15%と低く、空気は乾燥しているのが特徴。それに対してバーニャは絶えず蒸気を発生させ、湿度80%以上という湿った空気のなかで発汗浴を楽しむのが特徴です。例外もありますが、バーニャを体感した日本人によれば、温度、湿度ともに高くて耐えがたいそうですよ」

てことは、ロシアの人の方がキツめのサウナに慣れているってことですか。入浴スタイルにも独特の習慣があるんですかね?

「耳をヤケドから守る、フエルトなどでできた帽子を被るのが風習。また、白樺や樫の小枝を重ねた『ヴェーニク』というもので体を叩いて血行を促します。初めて体験すると苦行のように痛いらしいですよ」

へ~、スタイルは国によりけりですね。ところで日本だと、サウナは年配の人が好む印象があるけど、ロシアのバーニャはどんな層に親しまれているんでしょう?

「もともとバーニャは公衆浴場として、子どもから大人にまで広く愛されてきました。しかし、現在ロシアにあるバーニャの入浴料は2時間500ルーブル前後、日本円で約1500円と一般的なロシア人には高めで、裕福な人たちが楽しむスポットになっているようです。ロシアの富裕層は、『ダーチャ』と呼ばれる別荘を設け、そこにバーニャの小屋を作って楽しむのがひとつのステータスなんです」

日本では銭湯などで割と安価にサウナを楽しめるだけに、意外。とはいえロシアを訪れたら、1度はバーニャを体感したいものですね。ちょっと怖い気もしますが…。
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)


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