アレの意外な使い道/第12回

リンスで家電にホコリが付かなくなる!?

2011.08.22 MON


リンスやコンディショナー、トリートメントといろいろ種類があるけれど、清水さんによれば今回の使い道の肝になるカチオン界面活性剤やシリコンは、ほとんどの商品に含まれているのだとか 写真提供:punia / PIXTA
お風呂場でおなじみのリンス。調べてみると、実は毛髪ケアのほかにもいろいろな使い道があるよう。様々な生活の知恵を紹介した『裏ワザ名人のちゃっかり! 節約生活』という著書がある、節約アドバイザーの和田由貴さんに聞いてみた。

「静電気防止に使えるんですよ。リンスを水で10倍ぐらいに薄めたものをスプレーボトルに入れて、よく混ぜて使います。ミストタイプの化粧水の小さな空き瓶などに入れて持ち歩き、着用している衣類の静電気が気になるときに吹きかけるようにすれば、出先でも静電気を防ぐのに重宝します」

ビリッとくるイヤーな静電気が抑えられるなんて便利!

「ほかにも、例えば冬場に静電気がよく起きるドアノブなどは、リンスを水で薄めて拭き掃除しておくといいでしょう。さらに電化製品などの拭き掃除にリンスを薄めたものを使うと、ホコリが付きにくくなる効果も期待できます」

同様に、洗車する際の仕上げにリンスを薄めたものを使うと、車にホコリが付きにくくなり、雨も弾きやすくなるという。でも、どうしてリンスにそんな効果があるのか不思議。詳しいメカニズムを山野美容専門学校教頭の清水明美さんに聞いてみた。

「市販のほとんどのリンスに含まれている成分、カチオン界面活性剤によるものと考えられます。カチオン界面活性剤にはプラスに帯電する作用があるため、例えば衣服の繊維のポリエステルなどはマイナスの静電気を帯電しやすいので、リンスによって打ち消すことができるのでしょう。ちなみに髪の毛も、シャンプーに含まれている成分のアニオン界面活性剤により、洗った後はマイナスに帯電しているので、リンスで打ち消すことで静電気の発生が抑えられるのです」

なるほどー! もうひとつ、ホコリや雨の水滴などが付きにくくなるのはなぜ?

「こちらもカチオン界面活性剤と、もうひとつ、ほとんどのリンスに含まれている成分であるシリコンが持つ、コーティング効果が働いている可能性が高いですね。これらの成分は付着した物の表面に被膜を作る働きがあるんです。リンス後に髪の毛の指どおりが滑らかになるのは、このコーティング効果により、髪の毛の表面の凹凸がカバーされ、被膜ができているからなんですよ」

このコーティング効果により摩擦が少なくなり、結果的に静電気の発生も抑えられるということもあるそう。髪の毛以外のものまでいい感じにしてくれるなんて意外。今度試してみよう!

(佐藤太志/GRINGO&Co.)

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