役員報酬「億超え」は359人!

性格は?業種は?出身校は?ビジネス界「1億円プレーヤー」像

2011.09.15 THU


実力次第で若くても破格の報酬が得られる大手外資系企業。なかには年収数十億円のサラリーマンもいるという
写真提供/EPA=時事
東京商工リサーチによれば、2010年3月期決算から2011年2月期決算で1億円以上の報酬を受け取った上場企業役員は359人。日産自動車カルロス・ゴーン会長の8億9100万円を筆頭に、8億円台が2人、5億~7億円台が5人、2億~4億円台が58人、1億円台が294人だという。一介のサラリーマンには雲の上の存在といえる「億超えプレーヤー」。彼らは果たしてどんな人物なのだろうか? 359人のプロフィールから「実態」を探ってみた。

まず、年齢別で最も多いのは「60代」の46%。以下「70代」(22%)、「50代」(20%)と続く。次に出身大学。双璧は「東京大」と「慶應義塾大」でともに17%。その他も軒並み高学歴で「京都大」、「早稲田大」、MARCH(「明治大」「青山学院大」「立教大」「中央大」「法政大」)と呼ばれる難関私大を合わせると半数に上る。ちなみに、学部トップは「経済学部」(29%)で、全体的には文系に偏っていた。

彼らのほとんどは、一流企業で長年勤めあげて上り詰めたエリートか、一代で巨大資本を築いたオーナー社長。その割合はほぼ半々だ。どちらも若い世代には無縁な話に思えるが、創業者オーナーのなかには少数ながら30代で成功を収めた人物も。また、今回のリサーチでは対象外だが、超一流の外資系企業なら若くして1億超えも珍しくない。ちょっと古い話だが、外資系投資銀行ゴールドマン・サックスは2006年の全社員平均ボーナスが7300万円。管理職クラスでは年収億単位がザラだという。

『年収1億円思考』の著者で富裕層顧客を多く抱えるファイナンシャルプランナーの江上治氏は「とてつもなく稼ぐ人」の内面を「仕事への気持ちが強く、固定観念にしばられない臨機応変さ、他者からの声に耳を貸す度量がある」と分析する。やはり億超えはダテじゃない。努力はもちろん相当な人間力が求められるようだ。
(榎並紀行)


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