ビルの谷間で温かさを感じる

気軽に街中で楽しめる! 「パブリックアート」巡りしてみない?

2011.10.06 THU


「A Tale of Stray Kittens ―異世界旅行猫絵図―」は、名古屋の町並み、草原、森、海など9つのゾーンで構成。歩くのが楽しくなってしまいそう!Photo by Hirofumi Tani
芸術の秋、美術館でアート鑑賞もいいけど、もっと気軽にパブリックアートを楽しんでみるのはいかが?

「パブリックアートとは、駅や公園、ショッピングモールなど、誰でも自由にアクセスできる公共の場所に設置された美術作品のことです」と教えてくれたのは、アート・アンド・パブリック協会理事長の清水敏男さん。

例えば渋谷駅構内の岡本太郎の壁画や、六本木ヒルズにある巨大な蜘蛛のオブジェなど、見たことがある、という人も多いのでは?

現在、ほとんどの建造物がコンピュータで設計されていますが、そうするとどうしても無機質で冷たい感じが否めない。そこに美術作品を置くことで、人間的な温かみが生まれるのだそう。

「気負わずにアートを楽しめるのが魅力。タイトルや作者なんて知らなくてもOK。率直に面白いと感じてもらえればいいんです。美術館に飾られている作品と異なり、その多くは触ることができますから、見て、触って、自由に楽しんでほしいですね」(同)

大時計やベンチなど、いつも目にしているのに作品だと気づかず、風景に溶け込んでしまっているものもある。ショッピングや通勤の途中に、ちょっと立ち止まってみるだけで今まで気づかなかった街中のアートに出会えるはず!
(取材・文/増岡真理)


■近くに出かけたら立ち寄りたい! おすすめパブリックアート(清水敏男さん選)

●新宿アイランド
ロバート・インディアナ/「LOVE」
パブリックアートが数多く設置されている新宿アイランドを象徴するモニュメント。多くの人が記念写真をとっていく人気スポット。

●名古屋ルーセントタワー
plaplax/「A Tale of Stray Kittens ―異世界旅行猫絵図―」
ルーセントタワーと名古屋駅をつなぐ、約300mの地下道に設置。イラストと照明演出で、絵巻物の中を旅するような感覚に。

●大阪西梅田
アントニー・ゴームリー/「Mind-Body Column」
大阪駅西側の中央広場に設置されたモニュメント。人型の鋳鋼像が縦に10段積み重なったタワー状の高さ15mの作品。

●Tokyo Midtown Award2011結果発表・展示
東京ミッドタウン主催のデザインとアートのコンペ。10月28日~11月27日まで、東京ミッドタウンB1Fのメトロアベニューに受賞作品を展示。入場無料

■取材協力:アート・アンド・パブリック協会
http://artandpublic.jp/ja/

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト