「ジャンボ」は前後賞あわせて10億円超も?

「宝くじ」1等賞金7.5億円に

2012.02.02 THU


賞金総額世界一といわれるスペインのクリスマス恒例の宝くじ「エル・ゴルド」。高額の秘密は当選者への還元率が70%に上ること。日本の宝くじの場合、宝くじ1枚につき当選者に支払われるのは46.2%にすぎず、残りは各都道府県などの収入になる
写真提供/AFP=時事
総務省が先月の21日に宝くじの当せん金の上限をくじ1枚の価格の250万倍まで引き上げる方針を決めた。これまで宝くじの1等当せん金の最高額はグリーンジャンボ2012の3億円。では引き上げが実現すると、宝くじの当せん金は何億円になるのか。

「宝くじは『当せん金付証票法』によって当せん金の上限が定められています。現在の上限はくじ1枚の100万倍なので、上限額は300円×100万、つまり「3億円」です。これがくじ1枚の250万倍に引き上げられたとしたら、計算上、1等は最大7億5000万円になります」。こう話すのは、みずほ銀行宝くじ部の担当者。

そう、前後賞を合わせれば最高10億円を超える宝くじが登場するかもしれないわけだ。もっとも、海外では100億円以上の超高額くじもめずらしくない。米国の「メガ・ミリオンズ」はキャリーオーバー(当せん金の繰り越し)によって1等賞金が数百億円になることがザラ。イタリアの「スーパーエナロット」と欧州9カ国の「ユーロ・ミリオンズ」も最近それぞれ約200億円と約203億円という史上稀にみる高額賞金を記録し、ブラジルの「メガセナ」も1等賞金が20億~30億円に達する。そもそも海外では、日本のように当せん金の上限が決められている国じたいがほとんどないという。

「諸外国の宝くじはキャリーオーバーのある数字選択式の宝くじが主流で、日本のジャンボのような通常の宝くじが人気の国は少数派です。そういう違いもあるでしょうね」(同・みずほ銀行宝くじ部)

日本の宝くじは戦後、地方自治体の復興資金のために発売され、その後も各都道府県の大切な財源になってきた。当せん金に上限があるのも、今回引き上げを決めたのにも、地方財政の問題といろいろ関係していそうなのだが、とはいえ、最高10億円超の宝くじはうれしいニュース。法案が成立すれば、新しい宝くじは13年以降にも発売される見通しだ。
(岡林英二)


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