あながちはウソではないらしい

「高層階は社内恋愛が多い」説の真相

2012.02.16 THU


高層階で盛り上がった恋愛が地上に降りたときに終わらぬよう、日ごろの自分磨きも大切ですな
画像提供/Getty Images
「高層階のオフィスでは社内恋愛が多い」。ネット上で、こんなけしからん都市伝説を目にした。低層階では10人中2人だったのに対し、高層階では10人中9人が社内恋愛をしているというのだ。ブラジルのリオデジャネイロでの調査結果だというが、

うーむ、本当なんだろうか。

心理学者の伊東明先生に、この疑問をぶつけてみた。

「9割というのはさすがに多すぎると思いますが、高層階では人間の精神が不安定になって、心理学でいう『親密動機』が高まることは事実。高級ホテルのラウンジなどで女性を口説くと成功しやすいのも同じ理由ですね」

これについては、ちゃんと実験データもあるという。

「さらに、ビルの高層階は密閉空間で、いざというときにすぐに外に出られない場所。従って、生存本能的に近くにいる人との親密度が高まるという面もあります」

なるほど。一方、恋愛カウンセラーの安藤房子さんはこう言う。

「恐怖のドキドキ感を恋愛のドキドキ感にすり替える『吊り橋効果』はたしかにあるかも。さらに、人間には近くにいて同じことをしている人を好きになる傾向があります。これは、助け合いや感動の共有が得られるからです」

安藤さんは、実際に恋愛相談を受ける際、初めてのデートではジェットコースターに乗ることを常に勧めているという。

「また、高層階で働く男性は無意識のうちに眼下の街が自分の支配下にあるかのような錯覚をおぼえ、優越感に浸りやすい。そうした環境下では、テストステロンという男性ホルモンの分泌が活発になるんです。テストステロンは、別名“モテフェロモン”とも呼ばれ、女性を惹きつける物質といわれているんです」

親密動機が高まり、モテフェロモンも出る…。おお、都市伝説が真実味を帯びてきました。一刻も早く、高層階のオフィスへの転職を検討するかな。
(石原たきび)


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