初めてのエコボランティア体験記

第1回 環境ボランティアにできること

2012.03.27 TUE

初めてのエコボランティア体験記


野外フェス会場などで活動する「ごみゼロナビゲーション」が担うのは、イベントの主催者、来場者がともに協力しあうための提言と仕組みづくり。ボランティアがごみを拾うのではなく、参加者の意識を変えることを目的にしている 写真提供/A SEED JAPAN

環境ボランティアは、どこから始めればいいの?



もちろん、世の中には環境のためのボランティア活動に励む人たちもいるし、僕だって、本当にやる気があればできるのかもしれない。でも、そこに踏み込むほど環境についての知識も心の準備も足りていないし、残業続きの毎日でろくに時間も取れない現実を考えると、どうにも気後れしてしまうのだ。実際のところ、環境ボランティア活動って、どんな人たちが参加して、具体的にどんな活動をしているのか。国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」の事務局長・岸田ほたるさんに聞いてみた。

「私が環境問題で大切だと思うのは、一人ひとりが“無関心と対峙すること”。環境や資源の問題っていうのはこの国や地域だけで起こっているわけでも、今の時代だけで起こっているわけでもありません。一つひとつの行動がとても広い範囲でつながり、連鎖していますよね。そこで私たちが目指しているのは、誰かがごみを拾って自然をきれいにすることではなく、一人ひとりが自らごみ資源を分別するような“参加型の社会”をつくることなんです」

同団体は、FUJI ROCK FESTIVALなどのイベント会場でごみの分別回収を呼びかける「ごみゼロナビゲーション」のほか、持続可能な環境や社会を実現するための様々な提言・活動を行っている。20年以上の歴史を持つNGOだが、世代交代が活発で、つねに10〜30代くらいまでの若い世代を中心に構成されているという。

「忙しい会社員の方からはハードルが高く見えるのかもしれませんが、私たちA SEED JAPANの活動に参加するメンバーのうち、4割くらいは会社員です。『ごみゼロナビゲーション』の当日ボランティアなど、1日だけ参加できるプログラムもあるので、考えるきっかけを持つためにも、むしろ軽い気持ちで参加してほしいですね」
トヨタ自動車が開催する「AQUA SOCIAL FES!!」では、2012年3月から1年間にわたり、全国50カ所で「水」をテーマにした参加型アクションプログラムが企画されている。こういった取り組みに参加することも、関心を持つための第一歩だ
岸田さんいわく、ボランティア活動の魅力は、「参加することで様々な気づきがあったり、問題を身近に感じられること」であり、「もう一歩踏み込んで問題の根っこを知ることができること」。よくわからないならわからないなりに、とりあえず参加してみることが、環境を考えるための第一歩なのかもしれないな。 投稿募集はこちら 「環境問題」ってテーマが大きすぎるだけに、考えれば考えるほど何をすべきかよくわからなくなってしまう。もしかしたら、アクションを起こしてみることでしかわからないことも、多いのかもしれませんね。

皆さんの投稿を募集中!

右下の投稿ボタンから投稿してください。

取材協力・関連リンク

ブレイクフォト