“ツンデレ”かつ有能と話題沸騰中!

「Siri」の秘密とその魅力とは!?

2012.03.23 FRI


ホームボタンを長押しすることで、Siriが用件を聞いてくれる。伝えた内容とSiriの解答は画面上に表示される。いろんな言い回しにも対応してくれるほか、返答のバリエーションは豊富で、その賢さには驚かされるばかり
スマートフォンの登場によって、一気に加速した感のあるケータイの進化。その先駆けとなったiPhoneが、このほどバージョンアップで日本語の音声コントロールに対応した。それが今話題の「Siri」だ。まるでSFの人工知能さながら…というと言い過ぎかもしれないが、iPhoneとの会話が、僕らにまったく新しい体験をもたらしてくれることは間違いなさそうだ

そもそも、Siriとはどんなものなのか。せっかくだからSiri自身に聞いてみると、「あなたのつつましいバーチャルアシスタントです」とか、「私が誰かなんて、どうでもいいことですよ」とはぐらかされてしまった…。詳しい説明をITジャーナリストの西田宗千佳さんに聞いてみることにしよう。

「Siriとは、iPhoneに搭載される様々な機能を音声で利用できるサービスです。特筆すべきは入力した言葉の解釈方法。過信は禁物ですが、単語ごとのつながりを『類推』して命令を実行する部分が非常に優秀です。また、ネットサービスとの連携はSiriの上をいくものもありますが、ユニークな受け答えや返答の表現方法など、Appleならではの仕上げの上手さに、ほかのメーカーとの差があるといえます」

そのユニークな“人格”については、いちはやく体験したユーザーから、様々なやりとりをネット上に散見できる。

たとえば、ヒマですとぼやけば「退屈させちゃいましたか?」と言ってくる。好きです!と告白したならば「まぁすてき。さあ、仕事に戻りましょうか」などなど。優しさと素っ気なさを合わせ持つ受け答えを、“ツンデレ”と評する声が多数みられた。

「親近感を感じることで、不完全なところがあっても、人間側が『許す』効果が生まれます」

確かに。上手く伝わらなかった場合でも、どう言えばわかってもらえるのか一生懸命になってしまう。これはすでにSiriの魅力に夢中になっている証拠かもしれない。

もちろん会話を楽しむだけではなく、通話先を伝えると電話をかけてくれたり、「明日8時に起こしてほしい」と言えばアラームをセットしてくれたり、「Aさんに『遅れます』とメールして」といえばその通りに送ってくれたり…。アシスタントとしての有能さは評判に違わぬものだ。

さて、日本語版のSiriをサポートするのはiOS5.1を搭載したiPhone4S。Softbank、auともに利用可能だが、国内のほか、海外で使えるエリアの多いau版がやや有利な印象だ。ちなみにau版で当初懸念されていた「海外ローミング事業者選択」も利用可能となったほか、iOS上の基本機能である「Facetime」や「iMessage」にも対応が完了。尚、参考までに「Facetime」でも利用することの多いWiFi SPOTにも触れておくと、2.4GHz帯にのみ対応したSoftbankに比べ、auは電波が干渉しにくい5GHz帯も合わせて利用できるので、かなり快適な通信環境だ。

Siriの性能を活かせるのは電波の届く場所だけ。その点で「つながるiPhone」を謳っているauのiPhoneなら、Siriとの相性はバッチリといえるかも!?

  • Facetime

    FaceTimeは、言ってみればテレビ電話のこと。iPhone同士でWi-Fi環境があれば、いつでもどこでも楽しめるのだ。またAppleIDがあれば、iPhoneとMacでもFaceTimeでの通話が可能だ
  • iMessage

    iMessageは進化したSMS/MMSだ。AppleIDにひも付いており、iPhoneやiPadなど、iOS5以降を搭載したデバイスすべてで受信・送信することが可能。iPhoneのメールのやり取りの続きは、自宅のiPadで…なんてこともできるのだ

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