かえって眠気が残りやすい!

むしろ疲れる!? 「二度寝」の誘惑

2012.04.19 THU


お昼寝中のカンガルー。カンガルーは仰向けで寝るほか、片肘をつき横になる仏像スタイルなど人間と似たような体勢で昼寝をする。人間の世界では、業務中に昼寝(短時間の仮眠)を認める「パワーナップ」を導入した企業が話題になった。15~30分の仮眠を取ることで、眠いままよりも業務効率が向上するとのこと。30分以上寝てしまうと深い眠りに達し、逆にパフォーマンスの低下を招くようなので、くれぐれも二度寝にはご注意を!
写真提供/AFLO
二度寝。サラリーマンなら誰しもその誘惑にかられたことがあるだろう。だが、二度寝をした日は頭がボーっとするという人も多い。普段より睡眠時間は長いのになぜだろう? ロフテー枕工房の睡眠改善インストラクター・折原育子さんに聞いてみた。

「二度寝をすると眠気が残りやすくなりますね。そもそも人の睡眠は、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』が交互に繰り返されています。レム睡眠は覚醒に近い状態。ノンレム睡眠は4段階に分けられ、1~2段階が浅く、3~4段階が深い状態です。深いノンレム睡眠の間に目覚めると覚醒しにくいんです」

数分の二度寝でも眠気が残るのは、深いときに起きてるってこと?

「そう考えられます。二度寝は睡眠不足のときに起こりやすい現象なのですが、睡眠不足だと短時間の睡眠でも深い眠りに入ることがあります。深い眠りの状態で目覚めるため、強い眠気が起きてボーっとするのです。レム睡眠の場合もありますが、夢を見ることで脳を働かせてしまうので、かえって疲れてしまいます」

二度寝は深くてもダメ、浅くてもダメと…。予防はできないの?

「まずは就寝・起床時間を毎日一定にして、睡眠のリズムを正しましょう。理想の睡眠時間は6~8時間ですが、個人差があります。日中、眠気を感じずに活動できた日の睡眠時間が、自分に合う長さだといえます。睡眠不足を補うためには、昼寝を取り入れるといいでしょう。14時ごろに15~20分寝るだけで、午後の活動がラクになり生活にメリハリがつくので、夜の寝つきがよくなります。ただし、30分以上寝ると眠りが深くなってしまうので気をつけましょう。昼寝の前にコーヒーを一杯飲むといいですよ。カフェインは飲んでから約30分後に効き始めるので、起きてから活動しやすくなります」

規則正しい生活を送れば、二度寝しなくても満足できる睡眠が得られるのか!…それが難しいんですけどね(苦笑)。
(有竹亮介/verb)


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