おいしくて栄養豊富な優れものが続々

常温で3~5年もつ「保存食」登場

2012.05.17 THU


尾西のごはんシリーズ、できあがりの量は市販おにぎり約2個分と食べごたえもある。写真はドライカレー
撮影/曽木幹太
昨今、非常時の備えとして保存食への注目が高まっている。保存食といえば乾パンや缶詰などが定番だが、最近は「栄養価」や「おいしさ」を追求した製品が人気を集めている。

例えば、水を入れて60分待てば食べられる「安心米」(アルファー食品)。エビピラフ、海鮮おこわなど13種類を展開中だ。「魚藤の手羽先玄米リゾット」はトマト味、和風味が。ほかにも「美味しい防災食」(シーズンメール)は、さば味噌煮、ハンバーグ煮込みなど15種類を展開。昨年以降も、温めずに美味しく食べられる「常備用 カレー職人」(江崎グリコ)、「尾西のごはんシリーズ(12種類)」(尾西食品)、「水でおいしい備蓄野菜」(ベンチャーバンク)などが注目を集めている。これらはどれも3?5年ほどの常温保存が可能で、火や熱を使わなくても食べられるのが特徴だ。

こうした商品が広がる背景に、東日本大震災があるのは言うまでもない。実際、前段で紹介した商品の中には通販サイトで売り切れが続いているものもある。だが、このような災害時用の保存食のみならず、僕らのまわりには長持ちしておいしい食材がたくさんある。

「ドライフルーツなどの乾燥食品、ジャムなどの砂糖漬け食品、オイルサーディンなどのオイル漬けが代表例。これらは腐敗の遠因となる空気や水分を限りなく遮断しているので長期の保存が可能です」(NPO法人市民科学研究室・上田昌文代表)

羊羹も長期保存が可能な食品のひとつ。砂糖が大量に練りこまれているため、羊羹内にある水分が、微生物の活動しにくい状態に保たれていることも腐りにくい理由のひとつと考えられている。

「調味料なら味噌もオススメ。発酵食品のため、他の菌が侵入しにくく長持ちしやすいのです」(同)

美味しくて栄養のある保存食は身近にたくさんある。ひとり暮らしのお助けアイテムとして“常備”してみる!?
(駒形四郎)


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