東京暮らしの穴場エリアをリサーチ!

東京・落合南長崎ってどんな町?

2012.06.28 THU


目白通り、新目白通り、新青梅街道の交差点に位置する落合南長崎駅。新宿へは大江戸線で13分という好アクセスだ。

目白通りを境に北側は豊島区、南側は新宿区に属している。現在の豊島区南長崎3丁目は、かつて「トキワ荘」があった場所だ(当時の住所表記は「椎名町5-2253」)。手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄などのそうそうたる漫画家たちが青春時代を過ごした木造アパートである。1982年に解体され日本加除出版の社屋に姿を変えたが、周辺は「トキワ荘通り」と名付けられ、漫画家ゆかりのスポットも現存する。

トキワ荘跡地に隣接する路地に建つ「紫雲荘」は、赤塚不二雄が仕事場として借りていたもうひとつのアパート。その通り沿いには、トキワ荘の住人が公衆電話や電報で編集者とやりとりした「旧落合電話局」の建物も残る。また、昭和の香りが漂う商店街の中ほどには漫画家たちが通った「中華料理 松葉」があり、藤子不二雄が自伝漫画『まんが道』のなかで「ンマーイ!」と絶賛した、一杯480円のラーメンが味わえる。ちなみに「ラーメン大好き小池さん」が通っていたのもこの「松葉」なのだとか。

そんな往時の面影を残す一方、駅前では再開発も進んでいる。平成24年春には駅出入口直結のショッピングセンター「落合南長崎プラザ(仮称)」がオープン予定。医療モール、スーパーマーケット、ファミレス、各種物販店舗が入り、屋上にはフットサルコートもできるという。その向かいには屋内スポーツ施設を備える「南長崎中央公園(仮称)」の整備計画もあり、周辺の風景は大きく変わるだろう。

気になる家賃相場は、ワンルームが6万3000円、1K・1DKが7万3500円、1LDK・2K・2DKが10万3400円(SUUMO調べ)で、住宅街には古い木造アパートも多い。家賃4万円台、5万円台のリーズナブルな物件もあり、「トキワ荘」さながら、夢追う若者の第一歩を応援する。(榎並紀行)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト