吉祥寺、中目黒、高円寺など「おなじみ」がズラリ

「住みたい街1位」はどんな街?

2012.06.21 THU


「住人以外の人も呼び寄せるうえに、住宅街もある」のがランキング上位の街!
毎年、複数のメディアで発表される「住みたい街ランキング」には、「常連」の街がある。たとえば、今年も数多のランキングで1位を獲得した吉祥寺、若者や女性の支持を集める中目黒、中央線の高円寺や中野などがそうだ。こういった街に共通点はあるのだろうか? 不動産コンサルタントの長嶋修さんに聞いてみた。

「ランキングに入る街には大前提として“暮らしやすさ”があります。吉祥寺を筆頭に、どの街も交通利便性がよく、生活するうえで欠かせない商業施設がそろっている。特に上位の常連は、お店がそれぞれの形で住環境にうまくとけ込んで、個性的な街をつくっていますよね。そういう意味で、出かける場所でもあり、住める街でもある『間口の広い街』は自然と人気が出ます」

では、トップ10下位によくある「人気急上昇中!」のような、常連以外の街はどうなのだろう?

「時代の流れで少しずつ変化していきますね。話題になった街や再開発などで便利になった街などが食い込んできます」

たとえば今でこそ上位常連の恵比寿などは、再開発で人気がアップした典型的な例といえる。

「個人的にこれからは“谷根千”や北千住などが入ってくると思います。人々がレトロ感やぬくもりを求める時代ですから」

「谷根千」とは「谷中・根津・千駄木」をまとめた呼んだエリア。下町情緒にあふれる落ち着いたエリアだが、実は都心のオフィス街からもアクセスがよく、最近はセンスのいいカフェなども増えている。こうした東京の「東側」は、コストパフォーマンスがよく、最近は若手クリエイターの住まいも増えているとか。

「『住みたい街ランキング』に入っている街は、住宅の資産価値が落ちにくい」そうだから、今後のランキング結果は住宅購入の検討材料にもなるかも。ただ、気をつけたいのは、必ずしも「ランキング上位の街=自分にとっていい街」ではないこと。

「大事なのは自分がその街を好きか、自分の価値観やライフスタイルに合っているか、ですよ」

ランキング結果はあくまで参考、なのかもしれませんね。
(鯨井隆正

※この記事は2010年12月に取材・掲載した記事です

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