尿意、腹痛、酸欠etc.

緊張すると体調が悪くなるワケ

2012.06.07 THU


なでしこジャパンのように、観客ですら緊張する状況下で最高のパフォーマンスを発揮するためには、日頃のメンタルトレーニングが必要だ
画像提供/PanoramiC/アフロ
大事な会議の前に、緊張しすぎてお腹が痛くなってトイレに駆け込んだり、震えが止まらなくなったりした経験、ありませんか?かくいう僕も、取材の前には緊張で尿意を催したり…。一体これ、なんで?

「いわゆる“あがり症”ですね。過度の緊張で交感神経が強く作用しすぎ、こうした症状が起こるんです」

こう教えてくれたのは、トップアスリートなどのメンタルトレーナーを務める高畑好秀さん。

「交感神経は昼間に働く自律神経で、いわば戦闘態勢を作り出す作用を持っています。大切な会議の前など、緊張する局面になると誰でも交感神経の働きは強くなる。日常的なレベルで作用する分には肉体的な症状にはつながりませんが、過剰に働く状況になるとアドレナリンやノルアドレナリンなどの物質が必要以上に分泌される。その結果、血管や膀胱が収縮するなどの変化が起こるんです」

体が冷えて冷や汗をかく、震えが止まらない、トイレが近くなる…といった症状は、みなこの作用に起因しているのだという。

「また、過度な緊張状態では呼吸が浅くなるため、脳に充分な酸素が供給されなくなります。その結果、思考力が低下していわゆる“頭が真っ白”という状態になる。唾液の分泌量が減るので、口がカラカラに渇くなどの症状もあります」

個人的にはどれも思い当たるものばかり…。なにか対策はないのだろうか。

「こうした症状は、『失敗したらどうしよう』など、ネガティブな思考をする人に起こりやすい。根本的には、ポジティブな考え方に変えることですね。難しそうに感じるかもしれませんが、トレーニングすれば誰でも可能ですよ」

成功する自分を思い浮かべるように心がけるだけでも効き目があるという。あがり症に困っているなら、まずはポジティブ思考を目指すべし。僕もさっそく意識してみよう! (磯田大介/Office Ti+)


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