立地の良さと充実コミュニティが売り

「リノベ団地」密かに人気上昇中

2012.07.05 THU


リノベーションされた観月橋団地。家賃は周辺相場より多少割安。更新料が無料という点も若者にはうれしい
一昔前の集合住宅。そんなイメージのある団地だが、最近、若い世代から注目を集めているという。独自の目線で厳選した団地の紹介を行う「団地R不動産」の千葉敬介さんに話を聞いた。

「一般的な集合住宅に比べ、団地は敷地が広かったり、環境がよかったりする物件が比較的多いんです。敷地内に緑が多かったり、保育園や小学校が近くにあるなど住みやすさが目立つケースもありますね」

団地には大規模物件も多く、それらは商業施設など周辺の開発も含め、「街」「暮らし」を意識して計画されている場合が少なくない。

「人気の秘密はそれだけではありません。当時、ファミリー向けとして造られた40平米ほどのサイズ感も『夫婦2人暮らし』にはピッタリだったり、ひとり暮らしの人からも“ちょっと贅沢な広さ”という感覚で支持されています。あとは団地で長年育まれてきた自治会などに基づく成熟した人間同士の繋がり。新築マンションだとなかなかありませんし、新たにつくりあげるのも難しいもの。若い夫婦やひとり暮らしの若者にはそこも魅力的なのかもしれません」

シェアハウスもそうだが、最近、そうしたコミュニティの存在に価値を見いだす人が増えているそう。

「特にUR団地(旧公団住宅)は、若者にも人気です。希望者の抽選がなく(基本的に先着順)、入居時の審査もあまり厳しくない点が受け入れられているのでしょう」

ちなみにUR団地はユニークな物件もあり、最近では京都・観月橋団地がリノベーションをして、スタイリッシュな内装に生まれ変わり話題になった。

「使い勝手の悪さを考え直し、土間やフローリングを斬新に取り入れ、洗練された印象に。1人暮らしの男性の申込みも多かったです」

「団地=古くさい」なんてステレオタイプなイメージをお持ちのあなた。これから住み替えを考えるときは検討してみてはいかが?
(池尾優/ユーフォリアF)


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