だって実家のほうがお金持ってるし…

「仕送り率」わずか6%は親不孝?

2012.07.18 WED


別居組からは、「できることなら仕送りしたい」「給料がもっと上がったら」との声が。親孝行を望みつつ、経済的な理由に阻まれる悲しいジレンマも…
イラスト/藤田マサトシ
一連の生活保護受給問題でフォーカスされた「子どもによる親の扶養義務」。だが、親が健在のビジネスマンなら、扶養するどころか扶養されたいくらい…なんて人も少なくないのでは? 子どものころは「働き始めたら親に仕送りを」なんて思っていたけど、実際に仕送りをしている人はどのくらいいるんだろう?

首都圏・愛知・大阪に住む25~34歳の男性有職者200人に調査したところ、まず約4割が親と同居中であることが判明。このうち8割弱は実家にお金を入れており、金額も3万円以上という人が全体の6割に上った。

一方、驚くべきは、親と別居している人の「仕送り率」の低さ。別居組126人のうち、仕送りをしていたのは、たったの8人! 「仕送り率」6%という親不孝な(?)実態が明らかに…。理由は「自分の生活で精一杯だから」が最も多く、次いで「実家の方が経済的に余裕があるから」と続く。

実際、編集部が行った別の調査でも「社会人になってから親に小遣いをもらったことがある」という人が44.3%に上るなど、一昔前のように「都会で稼ぎ、実家に仕送りをする」という構図は、もはや見る影もない。

「若年世代の給与が伸び悩む一方、子どもたちが社会人になった親世代は、多額の教育費がなくなって、家計に余裕があります」というのはファイナンシャルプランナーの菱田雅生さん。

ということは、将来に向けて、少しでもお金を貯めるなら、親との同居が合理的なのだろうか?

「貯蓄を優先するなら正解です。ただし、いずれは自ら家計運営をしなければなりません。早くに家を出て、限られた収入の中で貯蓄できるようになるのも長い目で見れば大切ですよ」(同)

親と同居して将来の資産を築くか、はたまた別居して家計の運営術を会得するか。君はどっちの道を選ぶ?
(矢口絢葉/ノオト)


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