“煙を吸い取る”照明も!

「ハイテク照明」ブームの兆し

2012.10.18 THU


(左)クーキレイ(富士工業)、(右上)ELMさくら色LED照明(シャープ)、(右下)スピーカー付きLEDシーリングライト(NEC)※12月発売予定
最近、変わりダネの家庭用照明機器が密かなブームだ。9月には調理中に発生する煙や油を吸い取る空気清浄機能を搭載した『クーキレイ』(富士工業)が発売。10月2日から開催された「CEATEC JAPAN 2012」ではNECが、スマートデバイスと連動させることで音楽を楽しむことができるスピーカー付きLEDシーリングライトを発表した。また、暖色系から寒色系まで10段階で光の色を変えられる「調色機能」を備えたLEDシーリングライト『ELM』(シャープ)もラインナップを拡充しており、快眠や癒やしに効果的と評判だ。

こうした「高機能照明」を各社が次々と投入している背景にあるのが、LEDライトの普及。照明デザイン研究の第一人者、中島龍興さんはこう語る。

「LEDライトの普及により光の色や明るさが調節しやすくなったことで、メーカーが様々な“照明を使うシーン”を想定して、単なる明かり以上の付加価値に目を向けだしたことが大きな理由でしょう。LEDに限らず、今後もあっと驚くような機能を備えた照明機器が登場すると思います」

冒頭の例を見ても、調理(食卓)、趣味の時間、リラックスタイムに睡眠…と、生活の様々なシーンを想定した便利機能がついていることがわかる。ほかにもライトの熱でアロマを蒸散させる癒やし系のフロアライトや、LED特有の「光の制御がしやすい」という特徴を活かし、植物を育てるために最適な光を供給する家庭用ライトなども実用化されているそうだ。

「ハイテク照明には一般の関心も高まっており、毎年1月に東京で開催される照明展『次世代照明技術展』が賑わっています。オシャレな照明、アイデア照明が集まるので、チェックしてみては?」

高機能化がますます進みそうな照明器具。このまま進化が続いていけば、すべての家電が照明を兼ねる“明るい未来”がやってくるかも?
(西田友紀/blueprint)


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