“バナナ臭”は糖尿病のサイン

「体臭チェック」でセルフ健康診断

2012.10.18 THU


残業、お酒の付き合い、睡眠不足…多忙なビジネスマンは肝臓が弱りがち。自分のニオイに違和感を覚えたらご用心を!
待ちに待った涼しい秋! ようやく汗のニオイを気にしなくて済むと思ったら、同僚が一言、「キミに近づくとバナナみたいなニオイがする」。マ、マジですか…。体からトロピカルなニオイがするって喜んでいいの? 体臭に詳しい五味クリニック院長の五味常明先生に聞いた。

「どんな人にも体臭はありますが、体から甘ったるい“バナナ臭”や“ココナッツ臭”がするのは危険のサイン。糖尿病の人の体臭に多く、すい臓から出るインスリンが少なくなると、体内の脂肪が脂肪酸に変わり、さらに脂肪酸が“ケトン体”に変化します。このケトン体が、甘いニオイの正体なのです。また、あまり食事をしないでいると、エネルギーが不足して脂肪酸の分解が追いつかなくなり、やはりケトン体が生成されていきます。そのため、甘い体臭は“飢餓臭”“ダイエット臭”ともいわれ、不健康な状態を示すニオイなのです」

こうした“健康状態がわかる体臭”ってほかにもあるんでしょうか?

「ニオイでがんを発見する“がん探知犬”の試みがあるように、病気になると通常とは違うニオイがしてきます。たとえば、R25世代に多いのは、働き過ぎで肝機能が低下して起こる“疲労臭”。肝臓が無毒・無臭化するはずのアンモニアが血中に混じり、汗や皮膚ガスとして排出されてニオいます。また、べたべたする寝汗を大量にかいて、それがニオう場合は、結核や白血病の可能性も。腐った肉や腐った卵のようなニオイ、または若いのに加齢臭のようなニオイがする場合も異常のサインです」

でも、自分の体臭はわかりづらい…異変に気づく方法って?

「まずは健康な状態のニオイを覚えておくことが大切。体臭が強く出るのは首筋なので、自分の枕をたまに嗅ぐようにすると、異変を察知しやすくなります」

ニオイでわかる健康チェック、さっそく今日から枕をクンクンしてみる?
(矢口絢葉/ノオト)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト