OFFで役立つグッズ!

塩水で光る非常用のランタン

2012.11.22 THU


発生した電流はLEDを点灯させるだけでなく、USBポートから外部に出力することができる。ただし、電流が約40mAと小さいためスマホやケータイの充電はできない。サイズは横幅210×奥行き113×高さ228mmで、重量は約680g
非常時に必要なもののひとつが、暗闇の中での明かり。懐中電灯やろうそくとマッチなどは、非常用持ち出し袋にはぜひとも入れておくべき必需品です。

ただし、実際に使うとなると、懐中電灯は電池が切れたらおしまいですし、ろうそくは長くても数時間程度で消えてしまいます。これでは短時間の停電ならともかく、大きな災害発生時の夜の明かりとしては、いささか心もとないところ。

そんな場面で活躍しそうなのが『LEDランタン GH-LED10WBW』。光源は一般的なLEDによるものですが、それを光らせるのに必要なのが乾電池ではなく、なんと塩水。付属の給水パックに、16gの食塩と350mlの水を入れて約5%濃度(3~5%まで対応)の塩水を作り、本体内のタンクに注ぐと、すぐに明かりが灯るのです。

タンクの中にはマグネシウムと炭素でできた電極があり、そこに塩水つまり塩化ナトリウム水溶液を注ぐことで、簡単な電池となります。種を明かせば、要は中学校の理科で習った「ボルタ電池」と同じ原理。電池や燃料が調達できない時でも、水と塩があれば明かりが確保でき、さらに海沿いなら無尽蔵にある海水でもOKなのは大きなメリット。

ただし、電極のマグネシウムが塩化ナトリウムと反応して溶け出すので、8時間ごとに塩水の交換、120時間ごとに消耗したマグネシウム電極の交換が必要になります。発生する電流も小さいため、明るさはランタンの近くなら読書がギリギリできる程度です。

それでも乾電池やろうそくに比べて非常時でも調達しやすい塩と水で、長時間の照明が維持できるので、災害への備えとしてはピッタリなアイテムではないでしょうか。
(青山祐輔)

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