2.5世帯住宅も登場!核家族化に揺り戻し傾向?

“親と同居”の結婚生活どう思う?

2012.12.06 THU


兄弟姉妹と2.5世帯住宅なんて…と思えるが、住宅ローンを一緒に払ってもらえたり、子どもの面倒もみてもらえるなど魅力も大きいという
画像提供/大村英明/アフロ
住宅業界で「2.5世帯住宅」が登場したのをご存じだろうか。独身の兄弟姉妹も同居するタイプの二世帯住宅だ。親との同居に抵抗感のない20~30代が増えているというが、そうした流れを踏まえた動きといえそうだ。

実際、編集部が首都圏・大阪・愛知に住む25~39歳の独身男性100人に「結婚後、自分の親と実家で同居すること」について聞いたところ、「抵抗なし」が49人に上った。この結果に日本最大級の住宅情報サイト『SUUMO』編集長の池本洋一氏も驚きを隠さない。

「同居への抵抗感が薄れていることは想定していましたが、この数字は想定以上ですね。私たちの運営する住宅展示場でも、二世帯住宅に関心を持つ来場者がこの1年で1.2倍に増えています」

しかも若い世代ほど同居への抵抗感が薄れているという。

「シェアハウスや学生寮的なマンションの人気など、若い人は独立空間へのこだわりが少ない。むしろ、人とつながりたい傾向がある」(同氏)

とはいえ妻の親と妻の実家で同居することには75人が「抵抗あり」と回答している。

「少子化世代で自分の親を大事にする気持ちが強いのでしょう」

池本氏がそう指摘する通り、「自分の親との同居」に「抵抗なし」と答えた人は、「家賃が抑えられる」「家事を分担できる」のほか、「親の面倒を見やすい」という理由を挙げる人が目立った。

「戦後、日本では、核家族化が進んできましたが、昨今はデフレで給料が伸び悩み、共働き夫婦が増加しています。こうした社会情勢を受け、核家族化に変化の兆しが見え始めていました。潮目が変わったのが東日本大震災。核家族化に“揺り戻し”が起きています」

経済的メリットのみならず、家族のつながりを重視する流れが同居を後押ししているということだ。

「大都市圏で広がる同居トレンドは、全国に広がると見ています」

同居、要注目かも。
(上阪 徹)


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